株式会社 日本環境認証機構の主催するISO22000(食品安全マネジメントシステム)のセミナーを聞きに行ってきました。その概要は僕も上手くまとめきれないのでリンクを貼り付けておきますのでそちらをご参照下さい。
ISO22000の内容は以下のような内容となっています。
< ISO22000規格の要求事項>
1章 適用範囲
2章 引用規格
3章 用語及び定義
4章 食品安全マネジメントシステム
5章 経営者の責任
6章 資源の運用管理
7章 安全な製品の計画及び実現
8章 食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善
上記の1章から6章まではISO9001に規定されている内容と非常に近いものです。7章、8章にはISO22000としての特徴づけられた内容が規定されています。そのなかでも、管理手段の妥当性の確認方法として...
・HACCPプランの作成
・オペレーションPRPの確立
の2つの方法によって確認していきます。
詳しい解説は...
「“オペレーションPRP(OPRP)”とは、ハザード分析とその評価の結果、明確な許容限界が設定できない場合も含めて、あらためて管理が必要と判断された工程におけるPRPのことです。
また“HACCPプラン”による管理を必要とする工程、すなわち重要管理点CCPとは、該当する食品安全ハザードの管理のために、測定可能な許容限界が設定できて、しかも、それ以降の工程では、そのハザードの管理が不可能であるため、そこでの管理が必須となる工程のことです。
ISO22000 に規定されている管理方法の分類は、OPRPを“SSOP”に相当するものとすれば、従来のHACCPによる衛生管理の考え方とほぼ同じです。ただし、 ISO22000では、7.4.4項において、各プロセスの管理手段を“OPRPによる管理”か、又は“HACCPプランによる管理”かに分類するという“2本足の構造”となっています。すなわち、PRPによる基本的な衛生管理の実施を前提として、ISO22000に基づくシステムの場合には、HACCPプランが不要(CCPの設定が不要、又は設定ができない)という選択もあり得ることになります」 (株式会社テクノファHPより引用)
国内で既に取得した企業が2社、現在取得の中途段階の企業が3社という状況でまだまだこれからという感がありますが、昨年12月に取得された東亜食品工業株式会社の井上社長のお話も聞くことができて、僕の会社での現実的な取り組みへの問題点も痛感しました。ISOなんて対岸の火事だなんて言ってられない状況がもう目の前まで迫ってきています。