春の時期の代表的な野菜の一つにアスパラがあります。アスパラガスというのがきちんとした呼び名です。アスパラガスに太陽光を当てて緑色に育てたものをグリーンアスパラ、土をかぶせて太陽光を当てずに白く育てたものがホワイトアスパラです。僕が子どもの頃のアスパラといえば缶詰のホワイトアスパラのイメージが強いですね。洋食屋さんに連れられて、そこで食べたサラダに使われていたのはまさしく、この缶詰のホワイトアスパラでした。いまでも好物の一つですね。
2月くらいから、国産のグリーンアスパラが出回り始めます。この時期のものはビニールハウスの中で育てられたものです。圃場でのアスパラは土の中から力強くその姿を現します。穫りたてのアスパラは生でかじっても甘みを感じるんですよ。これからどんどん暖かくなって露地栽培のアスパラが最盛期を迎える4月下旬から5月の上旬あたりになってくると、緑色の濃い一杯の光を浴びたアスパラを手に入れることができます。
アスパラはアスパラギン酸を含み、栄養素の吸収とエネルギーの生産効率を高め、疲労に対する抵抗力を高める作用があります。いまでは輸入品が通年流通しているので、いつでも食べることができますが、旬でいうなら今が旬です。この時期に是非味わって欲しいって思いますね。
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