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今日は大阪のグランキューブ大阪で行われた、２００７年度関西IT百撰フォーラムに行ってきました。関西IT百撰とは関西地域において、ITを活用し、優れた業績をあげている中堅・中小企業様の事例を選ぶというもので、その中の優秀企業が「IT百撰フォーラム」において講演を行います。
今回の優秀企業に選ばれた事例のなかに食肉のトレーサビリティにITを導入し効果を上げている企業があり、その講演を聴いてきました。食肉と青果物ではトレーサビリティにおいての管理手法も大きく異なります。食肉の世界のなかでも牛肉と鶏肉でも大きな違いがあります。
青果物の世界でのトレーサビリティはまだまだ取り組みもあまり進んではいないように感じます。今日の話を聞きながら感じたのはトレーサビリティという枠組みだけにとらわれるのではなく、消費者が自ら口にする物の安全性を確保するには、どんな情報をどんな深さまで掘り下げ、どんなタイミングで、どのように提供するかということが大事だと思います。そう考えると青果物のトレーサビリティを語るには、それ以前のもっと根本的な部分が抜け落ちてるのではないのかと思いますね。
先月の話ですが第７回の内定者研修を行いました。テーマはマーケティングの応用編です。講師には大塚商会のマーケティング本部の清水詠さんにお願いしました。今回の研修は１３時から１７時半までの４時間半にも及ぶなかなかハードなものでした。内容的にはかなり実践的なもので、個客のことを徹底的に知った上でエンドユーザー視点での提案を行うためのトレーニングです。
研修前の事前準備として．．．
１．各自、ある消費者像を仮定する（例えば夫３７歳妻３４歳子供は３歳と１歳という風に）
２．標準月の家計表を作る（総収入が○○円、食費が○○円、光熱費が○○円）
３．当日の買い物メニューはカレーとサラダを作るための買い物と仮定し買い物リストを作成しておく
研修当日は．．．
１．それぞれの異なる量販店が４軒あるJR兵庫駅前で事前に考えて買い物リストを見ながら各自が想定した消費者像の行動を予測しながら３０００円を上限に実際買い物をしてみる
２．実際の買い回りを通じてそれぞれの量販店の店作り、商品展開、価格ライン、顧客対応、レジ対応などいろんな視点で観察しながら買い物してみる。
３．買い物した内容をそれぞれの内定者が「何故この店を選んだのか」「何故ほかの店を選ばなかったのか」という実際に行った買い物の根拠をプレゼンテーションする。
４．それをベースにエンドユーザーが購買行動を起こす根底の部分を探って個客視点でのマーチャンダイジング提案のあり方を探る。
こんな研修をしたんですが、改めていろんな事に気づきました。例えば小さな子供がいるという消費者像を想定したら、子供を連れて買い回りをするのに売場導線の狭い店舗にはなかなか行きづらいといったことや、買い回りをしながら買い物のヒントになるような販売促進策（メニュー提案、食材のクロスMDなど）に出くわすとその店舗へのロイヤリティが大きく上がるといったことなど、ほかにもたくさんのことを学びました。
Middle man never dies.
中間流通業者は死に絶えることはない。この言葉のヒントが今回の研修にはたくさん散りばめられているように感じました。
２月１日〜２日に東京の虎ノ門パストラルホテルで全国産直研究交流会が行われました。今年の青果物品質保証システムの改訂版の主な目玉は適正流通規範２００８年度版と青果物仕様書統一フォーマットのリリースでした。
適正流通規範とは確かな商品の供給システム構築のための、生協の産直青果物の流通のあるべき姿をまとめ上げたものです。規範書の内容は多岐にわたり、多くの手順書の作成を求められています。ただ、こうした手順書作成は自社の現場の管理レベルに基づいて、日頃のちょっとした目の付け所、工夫などで進めることができます。こうした規範はその対象となる流通現場をチェックするために存在するのではなく、いかに今より高いレベルの流通現場にするのかという視点で運用されるものです。
また青果物仕様書の統一フォーマットは全国の多くの生協ごとでバラバラだった青果物仕様書を日本生活協同組合連合会の主導で統一フォーマットを作り上げたものです。こうした統一フォーマットで生産地の仕様書作成作業が大きく軽減されるという効果が期待されます。産直産地の方や全国の様々な方たちとお会いすることができ、なかなか有意義な２日間でした。
昨日は機会があってシンクタンク・ソフィアバンクの田坂広志氏の講演を聴く機会に恵まれました。ホントにしびれました。人気の高い田坂氏の講演だけあって会場は満席でした。いつものように僕は最前列の席で、食い入るように聴いていました。
２１世紀型のリーダーは３つの変革を成し遂げなければなりません。その３つの変革とは市場の変革、社会の変革、企業の変革です。もう少し踏み込むと．．．
１．「企業中心市場」から「顧客中心市場」そして、その市場を「主客融合市場」へと変化させていく市場の変革
２．これから「知識」は価値を失っていき、言葉で表せない「智恵」や言葉を超えた「共感」が重要となってくる。即ち「知識社会」から「共感社会」へと移り変わっていく社会の変革
３．日本型CSRに基づいた正当な社会貢献を通しての「営利追求企業」から「社会貢献企業」への企業の変革
これらの変革を実現するための「志」を実現するために常にビジョンを持ち続けること、そして何より大切なのが「人間力」という落としどころには正直参ったって感じました。感涙ものですね。お話の中で僕たちのような卸売、商社などの中間業者のビジネスのあり方のヒントも聴くことができました。何とも実りの多い講演でしたね。
先日、神戸の中央卸売市場に淡路高校の生徒さんが育てたグリーンリーフレタスが入荷していました。淡路高校といえば以前は淡路農業高校という校名でしたが時代の変遷とともにカリキュラム的にも幅が出てきて現在の校名となりました。
今、日本国内には農業高校や大学の農学部といった農業関連の教育機関は多くあります。しかし、それらの学校を卒業し農業を職業として選択する卒業生はごくわずかです。今の日本では農業が産業として成り立ちにくくなってきている現実があり、農業収入だけで都市部のホワイトカラーと同じレベルの収入を得るのは困難になってきています（もちろん例外はありますよ）
僕たちが企業人としてできる社会貢献、しかも本業を通して実行可能な社会貢献の一つに志の高い農業従事者の方と手を組み、再生産に値する真っ当な評価を生み出す価値説明を通して、実にささやかですが日本の農業の活性化を草の根から行っていくことなんだと感じます。
淡路高校の生徒さんたちが例え実習であれ、こうして物作りに取り組んでいらっしゃる事は私たちにとってもとても心強いことなんですよ。
アメリカンチェリーといえば春から夏にかけてカリフォルニア産のものが出始めて、その後にオレゴンに産地が移っていきますね。でも日本で目にする秋から冬にかけてのアメリカンチェリーは南半球のオーストラリア産のものです。
北半球と南半球の気候が逆転するということを活かしての栽培はいろんな品目で行われています。時期的に物珍しさもあってか、お値段はなかなかのものです。エアー便での入荷で鮮度も抜群です。糖度も高く、この時期にちょっと目先を変えるのにはいいですね。
2月7日は旧正月にあたり神戸の南京町では春節祭が行われました。神戸は昔から華僑の方々が多く暮らす街で、南京町での春節祭はとても盛大に行われます。南京町は多くの人たちでごった返して、いつも立ち並ぶ店先の露天も今日は特に大賑わいでした。
やはり、春節祭ではこれを見ておかねばなりません。中国の獅子舞も日本のものと同様に子ども達が獅子舞に頭をかんでもらうと頭がよくなるといわれているそうです。最前列で見ていた子ども達は頭をかんでもらって、あまりの怖さに泣きじゃくってました。僕も最前列に陣取っていたので思いっきり頭をかんでもらいました。この一噛みで僕の頭も少しは切れが良くなるんでしょうかね？？
先日大阪で行われた関西生産性本部による西日本アセッサーフォーラムが行われました。今回のフォーラムではコベルコシステム株式会社の事例を学びました。コベルコシステムは2006年度の全国企業品質賞、大規模部門で「最優秀賞」を受賞しました。
僕たちの会社も経営品質に取り組んでいますが、コベルコシステムのように規模の大きい企業での取り組みでも、僕たちの会社のように小さい組織での取り組みでも、その根底に流れる個々の「人財」としての社員を大切にし、その結果としてのCS経営であることを再認識できるお話しでした。また社内での様々な仕組みや仕掛けも根底に流れるものがしっかりしているのでCS実現のための高いパフォーマンスを発揮しています。僕たちの会社の取り組みもまだ始まったばかりですが確実に前へ歩みを進めていこうと思っています。
ブログ更新が滞り出すとホントにダメですね。かれこれ一ヶ月も放置してしまい更新にも随分とエネルギーが必要になりますね。今日から心を入れ替えて更新を続けようと心に決めたのでした。まあどこまで続くもんやらわかりませんが．．．
このいちごは寿いちごという品種でも何でもなくて、福岡県産のあまおうです。あまおうのなまえの由来は「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとっての事というのは周知のことですね。まさにその特徴を体現しているのがこの画像のいちごですね。
このいちごの出荷上の分類は「秀５L」という等階級になるのですが形状が扇形ということで出荷ケースにも「寿」というお目出度い表記があるんです。そんなに多く出回るものでもありませんが、見かけたら話の種に是非お試しを。ちなみに味は一般的な等級のものと変わんないと思いますがね。
