先月の話ですが第7回の内定者研修を行いました。テーマはマーケティングの応用編です。講師には大塚商会のマーケティング本部の清水詠さんにお願いしました。今回の研修は13時から17時半までの4時間半にも及ぶなかなかハードなものでした。内容的にはかなり実践的なもので、個客のことを徹底的に知った上でエンドユーザー視点での提案を行うためのトレーニングです。
研修前の事前準備として...
1.各自、ある消費者像を仮定する(例えば夫37歳妻34歳子供は3歳と1歳という風に)
2.標準月の家計表を作る(総収入が○○円、食費が○○円、光熱費が○○円)
3.当日の買い物メニューはカレーとサラダを作るための買い物と仮定し買い物リストを作成しておく
研修当日は...
1.それぞれの異なる量販店が4軒あるJR兵庫駅前で事前に考えて買い物リストを見ながら各自が想定した消費者像の行動を予測しながら3000円を上限に実際買い物をしてみる
2.実際の買い回りを通じてそれぞれの量販店の店作り、商品展開、価格ライン、顧客対応、レジ対応などいろんな視点で観察しながら買い物してみる。
3.買い物した内容をそれぞれの内定者が「何故この店を選んだのか」「何故ほかの店を選ばなかったのか」という実際に行った買い物の根拠をプレゼンテーションする。
4.それをベースにエンドユーザーが購買行動を起こす根底の部分を探って個客視点でのマーチャンダイジング提案のあり方を探る。
こんな研修をしたんですが、改めていろんな事に気づきました。例えば小さな子供がいるという消費者像を想定したら、子供を連れて買い回りをするのに売場導線の狭い店舗にはなかなか行きづらいといったことや、買い回りをしながら買い物のヒントになるような販売促進策(メニュー提案、食材のクロスMDなど)に出くわすとその店舗へのロイヤリティが大きく上がるといったことなど、ほかにもたくさんのことを学びました。
Middle man never dies.
中間流通業者は死に絶えることはない。この言葉のヒントが今回の研修にはたくさん散りばめられているように感じました。
その節は大変お世話になりました。
意外と、俯瞰的に見れる立ち位置の方が、最終顧客の本質的な価値を見つけやすいかも知れませんね。
Middle man never dies.
これからの世の中、大賛成です。
投稿情報: 青春オヤジJr | 2008年2 月19日 (火) 00:38
その節は、ご迷惑をお掛けいたしました。
せっかくの機会をいただいたのに、
かえすがえすも残念で、情けない限りです。
本当に、申し訳ありませんでした。
マーケティング・・・川上からもがんばります。
投稿情報: stutiyi | 2008年2 月23日 (土) 23:50