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内定者研修③

　今日で内定者研修も３回目となりました。今日の研修内容はITに関するビジネススキルとマーケティングの基礎編を一時間ずつ行いました。今回から新しくもう一名の内定者の方が加わって４名での研修となりました。

　マーケティングの講義は僕が担当させていただきました。危なっかしい講義でしたが、なんとかしゃべりきりました。自分で話していて準備不足と勉強不足を痛切に感じました。次回はケーススタディを行います。しっかりした講義ができるように万全の準備で臨みたいと思っています。

リーダーとスタッフの温度差

　昨日、晩御飯に鉄板焼をしようと思い、家から１０分程のところにあるショッピングセンターに行きました。広い駐車場で車を止めたところは某大手スーパーの近くだったこともあって、そこで買い物をすることにしました。このスーパーは産業再生機構のもと再生途上にあります。

　僕は仕事柄、どうしても青果物の売場に目がいってしまいます。僕の住んでる神戸にはこのスーパーがたくさんあるので、このスーパーの青果売場はずっと見てきました。そこで感じたことは、企業全体の考え方を末端の売場まで徹底させることの困難さでした。再生途上にあるこのスーパーの売り場は飛躍的に買いやすい売場になったように感じます。でも、オペレーションを実践するのは人であるというところがポイントなんだと感じます。

　スタッフの一人一人がより良い売場作りをしようという気持ちが共有できてさえいれば、これは回避できるだろうなぁっていうポイントがいくつか見受けられました。売場のリーダーの高い意識とスタッフとの温度差。これを克服しなければ組織全体の力はアップしないんですね。

台風シーズン

　台風１３号が九州に上陸しようとしています。僕たちのビジネスは青果物を扱っているということもあって、台風情報にはとても敏感です。過去のデータを引っ張り出すと、台風の当たり年の業績は平均して低い傾向にあります。

　やはり量販店などとの商談は事前に値決めをすることもあって、台風の襲来で急に価格が跳ね上がると逆ざや出荷となるケースが多くあります。こうした構造的な問題も僕たちのビジネスの不安定さを生み出す要因の一つなんですよ。

連休前の卸売市場

　世間では３連休なんですが、生鮮物を取り扱う卸売市場は毎週土曜日は仕事です。そのため、僕たちは明日から２連休ということになるんですけど、今日を含めて３日分の商品が一気に取引されるために、かなり混乱を来してしまいます。どんな時でもお客様に平準化した価値提供を行っていく上でちょっと問題だなぁって感じます。

　３連休とはいっても、お取引先に対する物流体制は３６５日休みはありません。そのため僕の会社は３６５日誰かが出勤して、出荷業務を行っています。それじゃあ休場日をなくしてしまえば解決するというような安直な問題でもありません。要するに、流通の川上サイドと川下サイドの動きがちぐはぐになってしまっているということに問題を感じます。連休の時にはいつもこんな問題を感じてしまいます。

社内研修会

　昨日、元トヨタ部品大阪共販（株）経営企画部主査の真鍋陽一郎氏を講師にお迎えして自社の進むべき方向性、目標を社員のみんなで共有するための勉強会を行いました。この社内研修は今月から来年の1月まで５回シリーズなんですが、昨日は第一回目でした。今回の勉強会のたたき台となるJQAをベースにした組織プロフィールは僕が作成したのですが、わかりづらく、まとまりがないので社員のみんなと共にじっくりと考え、作り直していこうと思います。

　勉強会は研修参加者を３つのグループに分けてグループ討議を行い、その結果をそれぞれのチームから選出した発表者が発表していくというスタイルで進めました。想像以上のいろんな意見や考え方が出てきたことがとても嬉しく、手前味噌ですが頼もしく感じました。これから残り４回の研修でどんな組織になっていくのか、即効性のあるものではないと思いますが、漢方薬のようにじっくりと確実に効果を出すことができればと思います。

クロス アイオン

　僕が仕事の時いつも使用しているCROSS（クロス）ion（アイオン）ジェルインクボールペンを紹介します。普段は首からさげて使いたいときにすぐに使うことができます。基本的には手のひらサイズのボールペンなので首からさげていてもそんなに邪魔にもなりません。

　それに、書き心地が何ともいえず心地よいです。しかもデザイン的にも優れたデザインで、IDカードと共に首からさげていても違和感もありません。このペンはもう４年ほど使っていますが、これに勝る筆記具にはまだ出会っていませんね。

京野菜を取り巻く現状

　今日の農経新聞の記事に京都府内で生産される「京のブランド産品」（21品目）、いわばホンモノの京野菜の販売金額が前年比で２割も減少したという記事がありました。もちろん日本の農業全体に関わる普遍的な問題である、生産者の高齢化、天候不順による生産被害という要因があるのですが、注目すべきは「他府県産の京野菜」の台頭という問題でした。

　いわゆる京野菜といわれる品目の中には、他の土地においても容易に生産可能な品目もあり、それらの品目が安価で出荷され、「京のブランド産品」の存在を脅かすということが起こっています。青果物の商品価値を考えると鮮度感、品質、価格といったいろんな局面があります。そう考えると、後追いで他産地がこうした商品を作るということは大いにあり得る話です。しかしながらビジネス上の倫理観という視点からはどうにもしっくりきません。全国的に京野菜の人気は高まっているのに、販売金額は大幅減しているという事実、割り切れないものを感じますね。

市場休場日

　僕の会社は神戸の中央卸売市場の中に本社及び事業所があります。そんな事もあって、僕の会社の一年間の休日カレンダーも市場休日のカレンダーに準ずるといったことになっています。先日購読している農経新聞に興味深い記事がありました。

『人材確保へ休市増を〜東京都中央卸売市場 』
　東京都中央卸売市場では、来年の臨時休開市日程を９月７日に決定する予定だが、関係者の意見を総合すると、青果卸が要望してきた「毎週水曜を臨時休市とし、そのかわり祝日は開市」という案が実現する可能性は低くなってきた。基本的には、これまで通りの第２・第４水曜を基準とするものとみられる。ただ、「市場勤務者の労働環境をどう改善するのか」という課題は残ったまま。一方でスーパーや業務筋の年中無休はさらに拡大するばかり。この「休市と人材確保」は、地域や業態などにより考え方に差の大きい問題だが、新卒が再び売り手市場に転換する中、仲卸でも、「目先の顧客対応ではなく、長期的な市場機能の向上を考えれば、人材確保のためにも休市は増やすべき」と、卸の提案を歓迎する若手経営者もいる。

　ここ数年、僕の会社でも新卒で入社していただく社員が増える傾向がある中、こうした問題は避けて通れないところがあります。僕たちの仕事の中で本来、ラインでの業務対応をなさなければ対応できない業務にまでもスタッフ的な配置しかできず、結果的に組織の特性を全く生かせていないこととなって、その結果、市場休場日以外の休みが取れない、連休が取れないといった状態を生み出しています。

　この業界はこんな風にやってきたから仕方がない、人の２倍働いて飯が食えるんだといった考え方が蔓延するこの業界ですが、継続可能な形への業務改善を考えていかなければ、どうしようもないところにまで来てしまっているということに早く気づかねば気がついたときは既に完璧に手遅れ、といった事になってしまいますね。

内定者研修②

　今日は３回目の内定者研修です。午後から２名の若手営業社員による、青果物の流通システムについてのプレゼンテーションを行いました。教える側の２人はというとパワーポイントも使ったことがなかったのですが、２ヶ月前から一緒に準備を始めて講義内容の整理、PPTファイルの作成など綿密に打ち合わせてきました。

　昨日の講義前日に全体を通してのリハーサルをやってみたところ、問題点がまだまだ残っていました。昨日の夜遅くまで修正し、今日の本番に臨みました。まだまだ完全なものとはいえないものの、伝えようという気持が充分に伝わる素晴らしいプレゼンテーションでした。ほんの２ヶ月前にはプレゼンなんて全くできなかった２人の成長ぶりに感動しました。きっと、入社予定の皆さんにも講義内容だけではなく、何らかのプラスαが伝わったのかなぁって思います。

　講義終了後は産地視察。この盛夏の時期の産地での厳しい状況を見て僕たちの仕事の意義を感じてもらおうという主旨です。来年の春まで続くこのシリーズ、入社予定の皆さんの成長と同じように教える側の僕たちも一緒に成長できたらと考えています。

お盆商戦

　お盆の時期が近づき、夏商戦のピークを迎えようとしています。お盆だからといって特別に需要が激増するというものでもありません。生産地も盆のお休みに入り、それに伴って市場も連休となり、その物流が普段と異なる状態になるために、僕たちの商売もイレギュラーな状態になります。数日間、連休にしようと思えば、日々成長する青果物はどうするのか、鮮度維持は大丈夫なのかといったいろんな問題が発生します。

　それとお盆時期のお供え用野菜の詰め合わせを作ります。それぞれの野菜には所以があります。ご先祖様がお盆の時期に帰ってこられるのを助けるためのものだそうです。そんな意味を一つ一つかみしめながら詰め合わせを作っていきます。