茄子は東インドを原産とする野菜です。熱帯育ちということもあって高温性の植物です。したがって四季のある日本では今の夏の時期が旬ということになります。今年の夏は7月に日照不足ということもあって8月の茄子の出回り量が十分ではなかったかもしれませんが、猛暑続きの天候もあってここにきて相場的にも落ち着きを見せてきたようです。
茄子も日本の各地でいろんな種類のものが存在します。茄子は料理の素材としては面白いもので、料理のアレンジによっていろんな味わいが楽しめます。世界3代料理の一つトルコ料理でも茄子は重要な食材の一つです。残暑というには強烈すぎる毎日ですが暑いときこそ夏が旬の野菜を食べておきたいものですね。
今の時期のレモンはチリ産のレモンを展開しています。品質も安定し棚もちするため僕たちのお客さんからも高い評価を頂いています。そしてレモンで大切なのはしっかりと果汁が出るかという点です。皮の厚さが分厚いと果肉部分が小さくなり、また厚い皮のため搾りにくくなりますが、薄い皮だと果汁も多く出やすくなります。
レモンは酸っぱい味わいが特徴ですが、丸かじりすると酸っぱさの中の甘味を感じることができます。丸かじりすることってそんなに無いかもしれませんが、オススメの味わい方の一つです。
昨日の時事通信社のニュースからの引用です。
「農水省は、野菜が持つ固有の「風味」や「甘み」を「弱い」から「強い」の５段階で評価し、指標化する事業に乗り出す。スーパーなどに表示することで消費者が好みや用途に合わせて選択できるようにし、野菜の消費拡大を狙う。来年度予算に９７００万円を盛り込む方針だ。専門の技術者が実際に野菜を食べて味を確認する「官能評価」に加え、香りや甘みの元となる成分を機器で分析する方法により評価する。同じ野菜でも、品種や産地、出荷時期ごとに異なる指標が付く」
僕たちの会社の入社内定者研修で野菜の美味しさをどんな風に表現するか、今までやってきたことから一歩踏み込んで表現してみましょうという内容の講義を先日行いました。今回の農水省の取り組みはそこから更に踏み込んで5段階の評価付けをしようとしてるんですね。味を評価するという評価対象と評価基準が曖昧なものを果たしてうまく評価できるのかという危惧を自分的には感じます。この９７００万円が活きた予算となるように願うところです。
最近ではほうれん草をサラダで食べることが一般的になって、サラダほうれん草を入手することもそんなに困難ではなくなってきました。今の夏の時期に出回っているほうれん草は西洋種で葉が丸くて、アクが若干強いのが特徴です。アクは茹でると簡単に除去できますが、そのアクの主成分は蓚酸で体内に取り込まれるとカルシウムと結合して蓚酸カルシウムとなり膀胱結石や腎臓結石の原因となります。
そのアクが少なく生食に向く品種がサラダほうれん草です。ほうれん草はビタミンＡ、Ｂ１、Ｂ２、Ｃ、鉄分などを含む野菜ですが、生食によってこうした栄養分が失われることを最小限に抑えることができます。サラダもどんどん食べてバランスいい食事で猛暑を乗り切りましょうね。
3日間の卸売市場の休場日明けの今日も強く照りつける日差しの一日でした。ここしばらく天候も安定して7月の台風の被害からも徐々に回復傾向が見られます。若干の降水をはさみながらの好天というのが最も望ましいのですが、概ね野菜の生育には決して悪い条件ではありません。
特に暑い日が続くと本来夏野菜といわれる野菜の生育がよくなります。熱帯を原産地とする野菜は特に、人間にとっての夜の寝苦しさが生育のための好条件になります。寝苦しい夜が続きますが、夏野菜はその間にすくすくと育つんですね。
ピーマンは中南米が原産地とされる野菜で温暖な気候を好みます。したがって夏から秋にかけての時期は露地で太陽の光を一杯浴びて育ちます。今の時期のピーマンが色濃い緑色なのはそんな理由があるからです。
通年供給されるピーマンですが、冬から春にかけては温暖地でのハウス栽培となります。こうしてピーマンの生育に適した環境を通年作り続けることによって、一年中いつでもピーマンが食べられます。当然、今の時期のピーマンは植物としての本来の生育条件の元で育てられているので当然のことながら美味しいですよ。
夏の代表的な野菜の一つにスイートコーンがあります。昔、夜店で食べたコーンがやたらと歯にひっかかった記憶がありますよね。品種の改良が進んで、今のコーンはそんなに歯にひっかからなくなってきました。今のコーンの主流はバイカラーコーンといって黄色と白が３対１の割合で入っているもので、とても甘みが強いんですよ。
その甘さがウリのコーンですが、コーンの糖度は収穫後から急速に落ちてしまいます。収穫後のコーンの実の糖分はデンプンへの変化とコーン自体の呼吸作用でどんどん減少していきます。30℃で保管すると１日で２％も糖度が減少してしまいます。美味しいコーンを食べるには収穫からできる限り時間の経過していないもの、保管するときは収穫後速やかに冷蔵し、冷蔵するときはできるだけ立てた状態でということを守って下さいね。
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子どもの夏休みの課題でブロッコリースプラウトの生育を観察することにしました。先日このブログで紹介したブロッコリースプラウトの生育キットを利用して一昨日から開始しました。本当に発芽するのかなぁって思いながら観察していると少しずつ変化が出てきました。
でも本当に食べられるレベルまで成長するかはまだちょっと疑わしいんですが、子どもが自分の手で野菜を育てることで何かを感じてくれればいいなぁと思います。
夏の強烈な日差しを感じますが、こんな時に何を食べて体に渇を入れるかは重要なことですね。やはり八百屋という立場の僕の場合はやはりガッツリと夏野菜といったところでしょうか。八百屋的にイチオシのお店は神戸・元町にあるベルドゥーラです。ベルドゥーラとはイタリア語で野菜の意味です。僕はランチのコースを食べましたが、ランチはパスタもしくはサンドイッチをチョイスできます。野菜をたっぷり摂るならサンドイッチですね。
ランチのメインのサンドイッチの前にはオードブル。オードブルも鮮やかに４種類あって、とても繊細な仕上げです。
サラダとジャガイモの冷製ポタージュ
そしてメインのサンドイッチです。サンドイッチも４種類の具材からチョイスできて、しかもパンもチョイスできるんですよ。僕はフォカッチャをチョイスしました。
これがサンドイッチの断面です。具材は野菜がたっぷりです。ヘルシー＆デリシャス！ これにデザートとドリンクが付いて1,200円です。店の名前の通り、野菜をかなり意欲的にメニューに取り入れて今の夏の時期ならではの泉州の水茄子を使ったメニューもありました。お店のロケーションも隠れ家チックな場所でいい雰囲気ですよ。
こう暑い日が続くとトロピカルフルーツでも食してみたくなります。そんな時にお手軽なのがこのフルーツボトルです。缶詰とは違い中身が見えると見た目にもトロピカルな雰囲気ですよね。南国のフルーツ、パイナップルとパパイヤをミックスしたものをシロップ漬けにしています。キャップ付きで保存が簡単で６ヶ月もの賞味期間です。
本来、僕たちが取り扱ってるのはフレッシュの野菜と果物なのですが、今日会社に商品サンプルが届いていて、あまりにもこの暑い日にぴったりだったので思わずアップしてしまいました。剥いたりする面倒もなく手軽にすぐに食べられるというのもいいですね。
