貝割れといえば、かつてO157騒動の時に当時の厚生省が貝割れを原因と発表したがために風評被害もあり貝割れを製造する業者は大きな打撃を被りました。あの頃、私の会社のある市場でも行き先のない貝割れの箱が山積みされていたことが記憶に残っています。貝割れは現在に至ってもO157の原因食物との裏づけがありません。ここらあたりのお話はまた別の機会にさせていただこうと思います。
貝割れも今注目されているスプラウトの一種です。その名の通り、大根の発芽野菜なんです。貝割れの辛味成分はアブラナ科の植物含まれるイソチオシアネートで、同じアブラナ科のワサビの辛味成分もイソチオシアネートが影響を及ぼしています。そういえば辛さの種類が近いような気がしますね。ツーンとくる感じのね。
普段、スーパーなんかで見かける貝割れはカップに入って売ってますね。したにスポンジなんかが付いててね。あのカップに入ってる貝割れは水耕栽培なんですよ。このタイプもまずまずの辛味はあるんですが、上の画像の貝割れは土耕栽培です。土耕栽培の貝割れは強烈に辛いです。僕はこの辛さがメチャクチャ好きでこのタイプの貝割れを食べて、その辛さに涙を流します。お寿司屋さんはよくこのタイプの土耕貝割れを使われることが多いですね。僕のような辛味マニアにはイチオシですよ。