青味大根は京都にかつてあった群大根(すでに絶滅)の変種として生まれました。写真の通り通常の大根よりかなり細いものです。この青味大根、今でも京野菜の一つとして流通しています。
地域性もあるのですが、正月の雑煮にこの大根を入れることもあり、雑煮大根として使われることも多いですね。輪切りをして雑煮以外の煮物にも使われたり、漬け物に使ったりもします。特に関西ではこの大根を使うことが多いですね。お正月前に収穫するように栽培します。
流通してる大根は青首大根ばかりなってしまいましたが、全国のいろんなところに、その地方固有の大根が今でもわずかですが生産されています。こんなところに野菜や果物の奥深さがあります。