僕が子どもの頃はブロッコリーは今のようにメジャーな存在ではありませんでした。ブロッコリーの消費が増え、カリフラワーは最盛期の半分近くまで生産が少なくなってきました。カリフラワーもブロッコリーもキャベツの改良種でどちらも主に花蕾の部分を食べるという点でとても近い存在です。花耶菜の別名も一般的ですね。食用にしているのは蕾が集合した部分なんです。
カリフラワーには写真のように真っ白なものや黄色、オレンジ色、紫色のものがあったりします。白いカリフラワーを真っ白に茹でるには少量の小麦粉やお酢などをいれるといいですよ。冷凍野菜としても流通してるのでそんなものを利用してみるのもいいかもしれませんね。
カリフラワーの生育にはある程度、温度の低い環境が適しています。花蕾ができあがるのには10度くらいの低温に当たる必要があります。そんな生育条件が揃った今の時期のカリフラワーは品質が安定しています。また夏場のカリフラワーの生産地が長野県をはじめとした高冷地になってしまうのはこうした理由があります。