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ブロッコリー

　以前、このブログでブロッコリーから虫が出てきたという消費者の方からのクレームについてお話ししましたが、今日はブロッコリーそのもののお話です。ブロッコリーはサラダ野菜の定番的な野菜、お弁当の色添えには欠かせない存在です。そのブロッコリーも国内で本格的に栽培されてから３０年程しか経っていないという日本では比較的歴史の浅い野菜です。

　僕自身が子どもの頃のことを思い出しても当時はカリフラワーの記憶はあっても、ブロッコリーを食べ始めたのは随分大きくなってからでした。日本に入ってきたのは明治時代からですが、当時は定着はしなかったようです。

　年中店先に並ぶブロッコリーですが野菜の旬としては秋から冬にかけて、つまりこれからの時期が一番野菜本来の力を発揮する時期です。年中店先に並ぶようになったのも輸入品が増えたことによるもので、アメリカや中国などから輸入されています。

　これから寒い時期になってくると霜が降りてきます。ブロッコリーは霜に当たったり、低温期には紫色になるんですが、あれはポリフェノールの一種であるアントシアンというもので、抗酸化作用、動脈硬化抑制作用、がん予防などに効果があるといわれます。茹でると緑色になってしまいます。僕は自分でブロッコリーを選ぶときは、こんな紫のものを探しますね。

統計分析論ラスト講義

　昨日、統計分析論の最終講義でした。僕の通う学校では通常の大学の講義の９０分講義の２コマ分を一気に３時間講義をするのを７回で２単位という事になります。つまり２１時間という事ですね．．．　

　統計とはある母集団の特徴を推定するのにいくつかの標本をとりだし、そこから何らかの特徴を導き出そうとするものです。歴史的にはさいころやルーレットの賭博ゲームで如何に儲けるかという発想で始まった学問ですが、今では様々なこと、例えば人口統計、保険統計、遺伝現象などに利用されています。

　それを発展させビジネスシーンなどでよく利用されるのがデータマイニングです。データマイニングとはデータに隠されたビジネスや研究に役立つ未知のパターンを発見・検証するために大容量のデータを検索・分析・モデル化するプロセスのことです。

　例えば携帯電話の会社などでは顧客属性と過去３年間の利用状態から、それぞれの顧客における予測収益と解約確率をデータマイニングで予測したりします。

　当然、データマイニングの基礎には統計学があり、その統計学の理論を学ぶには数学的なアプローチがついて回ります。僕が数学が苦手なのはこのブログでも力説しましたが、ガップリ四つで苦手なジャンルに取り組んだ統計分析論の講義でした。統計学といっても学問的なアプローチを考えると、当然、理論を学ぶという課程を踏む必要があります。

　反面、エクセルの統計関数を使うだけでもある程度のことはこなせてしまうし、データマイニングという点ではSASやSPSSといった優秀なソフトもあります。実務的な部分を重視したアプローチならこっちから入っていくことも一つの選択しかもしれません。

　数学の苦手な僕が無謀にも学問的アプローチから統計に挑んだ講義が統計分析論でした。ハッキリ言って辛かったです。例えて言うなら、野球を全く知らない子どもにイチローにバッティングコーチしてもらって松阪投手のボールを打てるようにしよう！っていうプロジェクトのようなものでしょうか。また、先生もすごく理解度を考えながら講義を進めてくださいました。しんどい思いをした分すごく心に残る講義でした。最終レポートをこの週末に仕上げるまでは終わりではありませんが．．．

統計学

アロエベラ

　アロエというとやけどや切り傷の時にその果肉で患部を巻き付けて治したという経験がありますが、食べたことはまだ一度もありません。アロエを口にして苦かったという経験があり、食用のアロエを見たときも、外見的にはどこから見てもアロエだし、横の部分にはトゲもありとても美味しそう！ってイメージは湧きません。意外と想像力は豊かな方なんですけどね．．．

　食用のアロエが流通しだしてから何年か過ぎてますが、味の追求のために食べるというよりは、やはり健康作りのためという動機で食べられることがほとんどのようです。アロエヨーグルトは既に一般的な存在になってきていますが、野菜としてのアロエはまだまだこれからというところですね。食べ方はネットで調べるといろいろあるみたいです。とにかくチャレンジですね。

　こうした健康志向型の野菜はなかなか市場に定着するのが難しいですね。本当に食べて美味しいというものでないと、一過性のものに終わってしまいがちです。モロヘイヤ、ヤーコン．．．それなりに消費はありますが、量販店の定番商品になるほど消費者に定着させるのは難しいようですね。

バジル

　シソ科のバジルはハーブの王様ともいわれるとってもポピュラーなハーブです。春から夏にかけては時期的に育てやすいこともあって、僕の家でも庭先ハーブ園の代表選手です。もう何年も前から毎年育ててますが、最初の頃は何で家の中に入れても冬を越せないんだろうって思ってました。バジルって一年草なんですよ。それで納得できました。

　バジルというとやっぱりジェノバペーストでしょうか。これを作り置きしておくと本当に便利です。パスタはもちろんカルパッチョ、サラダと大活躍。今までいろんなハーブを植えてきましたが、まともに使ったのはバジルくらいでしょうか。ミントは植えててもそんなに使わないんですよ。

　バジルは寒さに弱いので保存するときも温度が低すぎると黒変します。会社の冷蔵庫では８℃くらいの設定にして風の当たらない工夫をして保存しています。とはいえ、保存のききにくい葉物なので早めに使うのが基本ですが．．．　

自社農園

　見事にトマトが実を結びました．．．自社農園といっても、事務所の入り口のところに鉢植えのトマトを並べています。産地からトマトフェアのセールスプロモーション用に鉢植えのトマトを送っていただいたのですが、トマトフェアも無事終わり事務所の前に並べています。

　流通している桃太郎種は完熟摘果せず、ある程度青い状態で出荷していますが、この自社農園のトマトは思いっきり樹上完熟させてやろうとたくらんでいます。

　桃太郎一辺倒の日本のトマトですが、よく昔のファーストトマトは美味しかったという声はよく耳にします。僕自身も昔はファーストトマトを食べる機会も多かったように思います。ファーストが美味しかったからもっとファーストトマトを作ろうよって簡単に言っちゃっていいんでしょうか？　生産される立場の方の視点からは採算性や効率性などの要素が大きいので、仮にファーストトマトが作られたらどれくらいのマーケット性があるのか充分に検証する必要があると思いますね。この辺の作業が僕たちのすべき仕事なんですね。もっと消費者の思いを具現化していくために取り組んで行かなきゃいけません。

タコライス

　先日、学校の授業前の腹ごしらえに大阪・梅田のお米ギャラリー内にあるごはん亭でタコライスを食べてきました。お米ギャラリーとは全国農業協同組合中央会（いわゆるＪＡ全中）の米消費拡大の広報活動の一環で全国４ヶ所にショールームを設けてるんです。その中にある、お米の美味しさを「食べて知るコーナー」としてごはん亭があります。わざわざそこで食べてやろうと行ったわけではないんですが、学校へ行くのにいつもと違う道を通ったら、たまたまお米ギャラリーに出くわしたというわけです。

　お米の消費拡大の広報活動の一環としてのごはん亭なので、こだわったお米をこだわった水で炊きあげてることもあって当然美味い！　本当に美味いです。僕の注文したタコライスはレタス、それにミニトマト、クレソンも添えられて野菜もたっぷりです。それに価格設定がとってもリーズナブルです。このタコライスで４００円です。メニューを見るとおにぎりの種類も数多くあって、具材もメチャクチャこだわってます。

　お米に関するいろんな物も展示してあります。全国のいろんなお米から、お米のスナック菓子、ぬかを使った化粧品までいろんなものを展示・販売しています。思いの外、力の入ったところなので、機会があったら是非立ち寄ってみてくださいね。

米茄子

　この時期は秋茄子のことわざとしてよく耳にします。秋茄子というのは、果肉の締りがよく、肉厚で、種子も少なくてとても食味がいいですね。茄子の代表的な品種としては千両茄子が有名ですが、日本全国のいろんな地域で様々な茄子があります。形も様々なら、食味、用途も様々です。

　米茄子は丸い形をした大型の茄子です。アメリカ種のブラックビューティーを改良したもので、米茄子の「米」は米国から由来しています。果肉が固めでしっかりしているのが特徴です。料理もその特長を生かした揚げ物や田楽など、火を通しても形が崩れない方がいい料理には適しています。また通常、茄子はヘタが紫色をしていますが米茄子は緑色をしています。

　僕の住む関西でも大阪・泉州の水茄子や京都の賀茂茄子はとても有名です。茄子はナス科のインド生まれの高温性の植物です。その生まれのルーツをたどると植物学上の旬は夏ということになります。でも五感で食を味わうと、食味的な旬は今くらいの時期なのかもしれませんね。

数学コンプレックス

　僕は数学が非常に苦手です。小学校の算数の頃から何となく違和感のようなものを感じていました。算数が数学と名前を変える頃には違和感が異物感に変わり、ついには別世界のものになっていました。別世界のものになってしまっても、中学から高校に進むには受験という関門があり、それをスルーするにはその異物を無理矢理に飲み込むことが必要でした。

　高校に進んで、その先に大学受験というものがおぼろげに見えてきたときに、大学受験には数学がなくても大丈夫なんだと知って（私立文系でした．．）、それ以後の人生の全てにおいて、数学という地雷を跨いで人生を歩むことにしました。数学がなくても大学もなんとか入ることができたし、大学入学後は文系の中でも比較的数学の必要な経済学部でしたが、数学的要素のない科目のみで卒業もできました。

　で、４３歳にしてＭＢＡプログラムを勉強するのに思いっきり数学が必要でした．．．　統計学からデータマイニング、ファイナンス系の金融工学やあらゆるものについて回るという恐るべき事実に一大決心しました。数学への再チャレンジ！　さし当たって必要な微分と行列はその分野の本を買って読んでいます。今年の年末年始の休みにはガッチリ高校数学をやり直します。

やりなおし高校の数学

「微分・積分」を楽しむ本―速度メーターから桜の開化予測まで、身近な話題でやさしく理解

行列

　この本で克服にチャレンジしていきます。「やりなおし高校の数学」はとても平易な表現で緩やかに僕の数学コンプレックスを解きほぐしてくれます。月並みな台詞ですが「もう少し、あの頃に勉強しとったらよかったなぁ」　後悔先に立たず．．．

芦屋オータムフェスティバル

　11月3日の文化の日にJR芦屋駅前で芦屋オータムフェスティバルが開催されました。秋のこの時期にはこのような屋外型のイベントが各地で開催されます。暑すぎることもなく、寒さにふるえることもなくというこんな時期が最適なんでしょうね。ハロウィンのカボチャのスケッチ大会もあって子ども達で賑わっていました。

　今回は広告代理店をやってる友人から野菜と果物の直売の出店依頼があったんです。僕の仕事は流通の中間的な立場にあるんですが、こんな消費者の方と直接お話しする機会はとてもいい刺激になります。果物の甘くなるメカニズムのお話やトマトの樹上で熟させて収穫することのお話やいろんなお話ができました。

　いろんなお店が出店している中で、世界のいろんな料理を集めた国際屋台では阪神間・神戸の名店の料理を味わうことができました。お昼に食べた湖南新村の焼きビーフンは激ウマでした。大学院の同級生にばったり出くわしたり、10数年ぶりの友人に偶然再会したり、楽しい一日を過ごせました。

十三トリスバー

　僕はいつも神戸からキャンパスのある大阪・梅田までの通学には阪急電車を利用しています。梅田のすぐ手前の十三は有名な歓楽街です。十三駅の西口を出てすぐの小便横町と波平通りは昔ながらの超大衆的な飲み屋がずらっと並んでいます。仕事帰りに一杯って雰囲気の賑やかなグループから立ち飲みで一人渋めにって感じで飲んでる人まで、あらゆるものを飲み込んでくれ、受け入れてくれる懐の深い街だと思います。

　その中でもとってもお気に入りが「十三トリスバー」というカウンターだけのお店です。昭和31年から続く店内の雰囲気はちょっとタイムスリップしたような懐かしさを感じさせてくれます。それでいてどことなく重々しい感じがするのはストロングスタイルの正統派のバーである事もあるんでしょうね。店の入り口は小便横町と波平通りの両方にありますが、多分波平通り側が正規の入り口で小便横町側が裏口っぽいですね。

　またこのお店のフードの充実振りは目を見張ります。美味しくお酒を飲むためには充実した酒の肴は欠かせません。種類も豊富で、その美味しさは決して期待を裏切りませんよ。すごく雰囲気のいい今風のショットバーもいいんですが、ちょっとノスタルジックな気分を味わうにはそれなりにお店も選ぶ必要があります。優しく包み込まれてるんだって感覚を肌で感じられるお店ですね。