« 2005年7 月 | メイン | 2005年9 月 »
ゴマの葉という名称で流通してるケースもありますが、ゴマはゴマ科の植物で葉は細長い形をしています。上の写真はエゴマで、シソ科の植物で同じシソ科の大葉と似てますね。とてもゴマの風味が強く、韓国料理にはよく使われます。
各地のコリアンタウンなんかにある韓国物産のお店なんかにはよく売ってるのを見かけます。家庭菜園ベースでも作りやすいですね。焼肉をくるんで食べるのにはサンチェなんかとともによく使われますが、サンチェはクセはあまりないけど、エゴマは強烈なゴマの風味があって、なかなか印象的な風味になります。
この暑い時期で食欲が減退気味の時に焼肉とエゴマでパワーアップをはかってみては？
近頃はシークヮーサージュースなんかもよく見かけるようになってきました。琉球列島を中心に台湾や奄美大島あたりでも生育するローカル性の強いシトラスです。沖縄の名産品として加工品は入手もしやすくなりましたね。和名はヒラミレモンといいます。
でも、なかなかフレッシュでの流通は進んでいません。上の画像を見ても、先日紹介させていただいたスダチと比較しても、「一体どこが違うの？」って思いますが、大きさがシークヮーサーは３〜４ｃｍ程のもので、スダチより一回り小さいですね。香りはスダチをやや甘くフルーティーな香りで生食，ジュース，料理の香り付けにも使われます。
ノビレチンやビタミンＣを多く含み、高血圧や糖尿病、リウマチ、ガンなどへの効果があると言われています。またクエン酸を多く含み疲労回復などにも効果があります。
疲労は回復するかどうかはわからないけど、今夜の晩酌の一杯、焼酎なんかにシークヮーサーを絞ってみてはどうでしょうか。お料理なんかにも刺身に絞ったり、焼き魚に絞ったり香りを楽しんで、この暑さで疲れ気味の五感を元気づけてあげてください。
これまた夏野菜の主力選手、ズッキーニです。今では普通に野菜売場に顔を並べてるけど、日本で栽培が本格化しだしたのは１９８０年頃から。比較的栽培の歴史は新しいんです。イタリア料理やフランス料理の需要が大きくなるとともに、一般家庭での消費も徐々に進んで今日に至っています。
ウリ科のカボチャの一種で、種別としてはペポカボチャに分類されます。ハロウィーンの時に使うジャンボ南瓜やそうめん南瓜と同じ仲間になります。イメージ的には原産地はイタリア！っぽいんですが、メキシコが原産です。
花付きのズッキーニや黄色のズッキーニは料理にアクセントを添えてくれる存在です。ズッキーニの花は黄色でとても綺麗で、花の部分に詰め物をしたりして使われたりします。
ラタトゥイユは代表的なズッキーニの料理ですが、この時期、オクラなんかと一緒に夏野菜カレーもいいし、単純にオリーブオイルでガーリック風味、塩胡椒で味付けして炒めるだけでも美味しいです。
通年出回るズッキーニですが、国内産が少ない時期には、韓国やアメリカからの輸入品もよく見かけるようになりました。
日本のシトラスの代表格といえば、スダチとカボス。どっちがいいなんて事は永遠の課題のようなもんですが、関西では圧倒的にスダチが使われることの方が多いですね。おそらく、名産地の徳島県からすぐ近くという地理的条件も大いに影響していると思います。
よくイメージされる使い方は、焼き魚なんかに添えられてギュッと絞って、風味、香りを引き立てるのに使われたり、焼き松茸、土瓶蒸しなんかの引き立て役、揚げたての天ぷらなんかに絞っても美味しいですね。でももったいないのが、果皮なんですよ。
果皮には果汁よりはるかに優れた栄養価があって、果汁だけ絞って果皮を捨ててしまっては、せっかくの栄養素が台無しです。カロチン、ビタミンC、カルシウム、カリウムなど果皮だけで比較したら、全部レモンの果皮よりも多く含まれているんですよ。だから、皮もよく洗って皮ごとすりおろしてって使い方が効果的かもしれません。
また、すだちはアルカリ性食品でクエン酸を多く含み、体内の新陳代謝をさかんにして、血液を新しくする力があります。そのために疲労回復に効果があります。
ハウス栽培や貯蔵などによって年中出回ってるんですが、植物学的に考えても露地で生産される物が出回ってくる、これからの時期は旬の時期です。ちょっとした風味のアクセントを楽しみたいものです。ちなみに焼酎にすだちを絞っても美味しいですよ。
ソレルは英語での呼び方、フランス語ではオゼイユという呼び名です。料理ではフレンチに使われることが多くので、料理人の方達の間ではオゼイユという呼び方の方が一般的だと思います。僕達の会社にオーダーが来るときもオゼイユっていう呼び方で注文されるケースの方が多いですね。
風味はすごく酸っぱ味があり、すごく普通っぽい外見とはギャップがあります。料理のソースやスープなどの風味付けに多く使われます。蓚酸が多く含まれるのであんまり多くは食べない方がいいですが、まあ、あんまり多く食べる人もいないような気もしますが．．．．
ソレルはフレンチで使われることがほとんどで、イタリアンに使われることは少ないようです。あの酸味がフランス人の好みなんでしょうか。スカンポとも酸葉（すいば）とも言われ日本で畔や土手に自生する、いたどりの近縁種なんですが、僕が子どもの頃、野原に生えていたイタドリを食べていました。あんまり美味しかったって記憶はないなぁ．．．
夏野菜の代表格オクラ。納豆、ヤマノイモなどと並んで夏のスタミナ作りにはやっぱり粘りもの。タイやフィリピンからの輸入品や冷凍品のおかげで通年で楽しめます。でもオクラは発芽に25℃以上を要して、生育にも20℃から30℃は必要な夏野菜なんです。
普段見かけるオクラは五角形の品種がほとんどだと思うけど、他にも多角種や丸莢種もあります。家庭菜園でも作りやすいので、作られてる方も多いと思いますが、とにかく夏場の暑い時期は成長が早く、あっという間に大きくなってしまいます。大きくなりすぎると、固くなってしまうので、気をつけなきゃいけません。
秋から冬にかけて輸入のオクラが中心になるんですが、国内産でも産地のリレーで通年で回すことができます。冬場でも沖縄本島、石垣島と気候条件を追いかけることで可能になります。
神戸は外国人の方が多く暮らす町ですが、中でもインドの方々はオクラをすごく消費されます。オクラがエジプト生まれでインドに広く普及したっていう歴史も影響があるのかもしれません。
オクラの粘りはペクチン、ガラクタン、アラバンなどの混合物でタンパク質もタップリ。ペクチンは血糖値の上昇を抑制する効果があり、糖尿病を予防する効果もあります。まさに今が旬のオクラ。オクラで酷暑を乗り切りましょう。
長野県産のフェンネルです。フェンネルは株から葉までフルに利用できます。アニスの香りが食材を引き立ててくれます。魚介類との相性は抜群で、ディルと同じような用途で使われます。
株の部分はスライスしてサラダに。何年か前にカリブ海のセント・トーマス島に休日を取って遊びにいったときに、地元のイタリアンのお店でこのサラダを初体験したときには、自分で商材として扱っていたものに、こんな形で出会ったことに感動を覚えました。
国内産はまだまだ生産が少なく（国内需要の少ないからですが．．）、輸入品も通年出回ります。輸入品は株のみで葉は切り落としています。
毎朝、会社に向かう途中に、必ず湧き水を汲んでいきます。オフィスで飲むコーヒーを淹れるのに使う水ですが、これがなかなか由緒正しい湧き水で須磨霊泉といいます。要煮沸の湧き水なのでお茶を飲んだりするのには適しています。お茶心は持ってない方なんですが、コーヒーはいつもブラックで飲むので、水道水を使ったときとは全く別物の、とても柔らかみのあるコーヒーになります。
阪神大震災の時も豊かな水量で大いに助けられましたが、今もほぼ一年を通して豊かな水量です。僕の住んでるところの水道水は琵琶湖水系の水で、決して美味しい水ではありません。だから、この水で御飯を炊いたり、味噌汁にしたりと家でも重宝しています。
コーヒーに話は戻って、会社のコーヒーはコーヒー豆にはこだわってません。でもコーヒーメーカーはなかなか優れものです。BONMAC温風式保温システムコーヒーブルーワーBM-3000で、このコーヒーメーカーのいいところは温風式保温システムですね。温風ヒーターでデカンタ全体を保温するので、コーヒーの煮詰まりを防いでくれて、美味しさが長持ちするんです。
特別に素晴らしくプロ並みのコーヒーではありませんが、つまんない喫茶店のコーヒーよりは美味しいって自信はあります。お近くのお越しの方は僕の会社にお立ち寄り下さい。湧き水コーヒーをご馳走させていただきますよ。
