ミネオラは濃いオレンジ色をしたシトラスです。ヘタのところがデコポンのように出っ張ってます。食味的にはネーブルオレンジをもっと濃厚にしたような味わいです。ミネオラは手で皮が剥ける「イージーピーラー」として人気があります。
この画像は果肉の画像を撮ろうと思ってナイフでカットしましたが、ナイフがなくてもミカンと同じようにｔで簡単に皮がむけます。種もなく手軽さ、食べやすも抜群ですね。カリフォルニアのミネオラは春の時期に楽しめますが、今の時期はオーストラリア産のものが輸入されています。南半球なので日本とは逆の気候ですからね。出荷期間も限定されているので見つけたら是非食べてみてくださいね。
今日の夕方にも九州から四国付近に台風が上陸するようです。去年は台風の上陸回数が少なかったように記憶していますが、今年は7月からガンガン飛ばしてますよね。台風の被害が大きくならないように祈るしかないですね。
でもこの台風5号の進路予想をみていると今からの時期に美味しくなる梨の産地を軒並み直撃するルートなんですね。お盆明けぐらいから出荷も本格化してくるので、今の時点では既に実を結んでいる状態でしょうね。風に飛ばされませんように．．．
今年の7月は日照時間が短かったせいかオクラの作況が芳しくありませんね。オクラにとって順調に生育するための条件とは、寝苦しいような熱帯夜が毎晩続いて、昼間は真夏の日差しががんがん照りつけるという人間にとってはなかなか辛い状態が、オクラにとってはベストコンディションなんですね。
この赤オクラは一般に流通するアーリーファイブなどとは品種違いです。品種としては作りやすく収量も多いという特徴を持っています。ただ、この赤オクラ、茹でてしまうとこの赤い色は濃いグリーンに変わってしまいます。紫アスパラと同様に少々残念な気がしますね。色を活かすには細かく刻んで生食ですね。
夏の時期になってお盆が近づいてくると、おもちゃ南瓜の姿を見かけるようになります。このおもちゃ南瓜は観賞用のもので食用ではありません。ついつい食べてしまいたくなるような可愛い姿をしていますが、食べられたものではありませんから気をつけて下さいね。
このおもちゃ南瓜、お盆のお供え物によく使われます。お盆のお供え物以外にでもお部屋に飾っておいても何の違和感もありません。またこのおもちゃ南瓜はある程度長く日持ちしますよ。
今日のお昼ご飯に何か作ろうと野菜室の中身を全部出して棚卸しをしてみました。なかには随分前から残ってたものもありましたが、概ねいい状態で保存できてました。でも、野菜の保存する温度設定は家庭用冷蔵庫では段階的に設定できません。家庭用冷蔵庫では、こうして限られた条件下で野菜を効率的に保存することを考えなければいけません。
一番大切なことは使い切りを考えて買いすぎないことですが、なかなかいつもそんなわけにはいきませんね。そんなときにやって欲しいのが野菜が生育してる状態と同じ状態で保存することです。野菜の育ちをよく理解してあげた上で、立った状態で育ったものは立ったで保存する。簡単なことなのでこんなことから実行してみてくださいね。
ちなみに僕の家の冷蔵庫の野菜室の画像のアップは控えさせていただきますね。生活臭が漂うものですから．．．
今日も本当に暑い一日でした。こんな日にはさっぱりと冷奴、冷やしそうめんなんかでいきたいところです。冷奴とそうめんの両方に必要なのが薬味に使う生姜なんですね。生姜の香りとピリッとした味は落ちた食欲を蘇らせてくれます。
辛味の成分はジンゲロンやショウガオール、香りの主成分はジンギベレンなんです。また、生姜は体を温めてくれて免疫力を高めるため、風邪に効果があると古くからいわれています。欠かせない夏の名脇役ですね。
カンゾウの花が入荷しました。ノカンゾウ、ヤブカンゾウが群生して、ちょっとオレンジがかった黄色っぽい花を咲かせている様子はとても美しいものです。この花の蕾を食用とするんですね。三杯酢や天ぷらで食べると美味しいそうです。
このカンゾウの蕾を中国では金針菜とよばれ、よく使われる食材です。あまり国内では金針菜は流通していませんが、中華食材の専門店では乾燥させたものやフレッシュのものが中国から輸入されています。
台風が過ぎ去って数日経過しました。この前の連休のタイミングで台風がやってきたので、連休明けからの相場は台風後の状況を踏まえた相場となっています。すぐさま大きく影響の出た品目、今はそんなに相場は高騰しなくても後々に相場の変動が出そうなもの、そんなに影響を受けないであろう品目などまちまちの状況です。
台風被害からどれ程の期間で回復するかは、その品目の栽培期間によります。収穫まで日数のかかるものは回復には比較的時間を要するでしょうし、日数のかからないものは比較的早くに回復します。やっかいなのが果菜類で台風で花が飛んでしまうと先の段階で実を結ぶべきものがなくなってしまうことになって、回復予想が立てづらくなります。今は全体にまだ様子見といった状況ですが、来週辺りから徐々に見通しが立ってくるかもしれません。
このたび僕たちの会社の東部支店の青果加工場を全面リニューアルしました。従来、市場での青果物の加工といえば、仕事が一段落してから店舗の一角で和気あいあいとくわえタバコでもしながら、野菜の袋詰めをしている様子を見かけたものです（まあ、今でも時々見かけますが・・・）
青果物加工の過程では異物混入が大きなリスクです。髪の毛の混入などの危機発生の加工性のある重要管理点を特定して、そのポイントを継続的に監視・記録し、異常が認められたらすぐに対策を取り解決するという考え方で新しく工程管理を行っていきます。まさに食の安全の基本をなす部分になります。
かいわれは言わずと知られた大根のスプラウトですが、スプラウト類全般には通常の野菜と比べると多くのビタミン類を含んでいます。ただ、マルチビタミン12は野菜や果物には含まれていないので、動物性食品から摂ることができませんでした。
ところがこのマルチビタミンかいわれは村上農園と広島大学との共同研究によってマルチビタミン12を含んだかいわれの量産化に成功しました。こうした機能性の野菜の研究・開発にはめざましいものがあります。こうした商品も青果物の消費拡大の一助になってくれればって思いますね。
