日本では基本的にトマトは生食ですよね。食習慣の違いで、海外ではトマトは加熱調理されるケースが多いんです。もちろんサラダに生食でってパターンもありますが。日本のトマトのほとんどは桃太郎なんですが、加熱調理を前提にしてないので味の濃厚さにかけます。缶詰のホールトマトなんかと比べると味が全然違いますよね。
日本の食もどんどん欧米化が進んで、食の多様化も広がりを見せてきて、ようやく加熱調理用のトマトも少しずつではあるけどマーケット性が出てきました。このトマトを生産する北海道・仁木町はとまと栽培には定評のある産地で、肥料・農薬からハウスの空気対流まで細かくデータを蓄積し、そのデータをもとに組合員の指導管理を徹底して生産され、第9回ホクレン夢大賞にて大賞受賞したトマトなんです。
形は楕円っぽい形で赤熟してるけど、実はしっかり固め。加熱調理に耐えうるしっかり目の味です。
左が求めて!クック、右が通常の桃太郎。一目瞭然ですね。食文化が多様化していくと、それに対応する青果物が求められる。ビジネスとしての農業もまだ懐は深いと感じますね。