1年を通して今の時期にしか出てこない筍ですが、今ぐらいからゴールデンウィーク明けくらいにかけてピークをむかえます。筍の掘るところを見てみたい!って思ってもチャンスはそうそうありません。そこで、京都は嵐山・鳥居本「観弥」さんにて見学させていただける機会を得て見学に行ってきました。
筍の記事はかつてアップしたこともあって説明が重複するかもしれませんが、最も一般的に僕たちが口にする筍は孟宗竹の筍です。よく手入れした竹林にワラなどの柔らかいものを敷き詰めて、その上に土をかけておきます。そうすると土中から筍が成長してくると、上の画像のように地面にひび割れが生じます。ここの下に筍があるんですよ。
掘り出した筍をわけていただき、その日のうちに食べたのですが、帰ってすぐに茹でたので、ヌカを入れたり唐辛子を入れたりするアク抜きは不要で、そのまま茹でて食しました。僕たちのように市場で仕事をしていても、掘り出してから間のない筍を入手することはなかなか困難です。さすがに今まで経験したことのない美味しい筍で塩だけで食べたり、ワサビ醤油で食べたりしました。なかなか贅沢でしょ。