長雨が続きます。梅雨が明けるにはもうしばらくかかるらしいですね。8月ももう少しという時期にこれだけのまとまった雨が降るのは全く思いもよらないことです。こうしたイレギュラーな天候がやってこようとも、生産される方々は真正面から受け止めるしかできません。通常のビジネスの考え方からすれば、トラブルに対処するために、事前にどういったトラブルが起きるかということを統計的に分析し、何らかの施策を考えるということが、天候条件が相手の生産という部分ではその考え方はそのまま当てはまりません。
青果物の場合、雨が降っている今の時期も勿論出荷に際しての諸問題はありますが、同時に今の時期から育てていきその収穫の時期を迎えるときに収穫量が減少してしまうという問題が起こります。大雨が降っているときに苗を植える作業は困難、もしくは植え付けても雨ですぐに流されます。例を挙げると、レタスで約90日先に出荷量が減少するということが起こる可能性があります。
また果物なんかの場合でも、実を結び実がどんどん太っていく時期に雨が多いと土中から必要以上の水分を吸い上げてしまい、水っぽい果実になってしまうという可能性が出てきます。もちろん旨味を形成するための要素は他にもありますけどね。普段当たり前のように口にする青果物は生産者の皆さんが様々な自然現象と向き合いながら生産されます。生産者の皆さん方の日々のご努力に敬服します。
多雨、日照不足。
青果物だけでなく、稲作にも影響あります。
雨不足時には水の取り合いで、人間関係が険悪になりますが、こちらは自然が相手、ホント難しいです。
投稿情報: デラ | 2006年7 月23日 (日) 22:53
デラさん
コメント有り難うございます。梅さんの授業、かなりの大所帯でしたね。
ホントですね。稲作でも同じですよね。何といっても日本の耕地面積の1/3は稲作ですからね。もう10年以上も前になるんでしょうか、思いっきり米不足の年がありましたね。あの時はタイ米も食べました。インディカ米もなかなか美味いです。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2006年7 月24日 (月) 10:47
「梅雨」にしては、集中豪雨ですよね。
書いておられる通り、
ウチでも、この長雨で、ネギの収穫も減り、苗の植替えも遅れています。
TVのニュースなどで、「異常気象」という言葉が出ると、
「いや、もうこれが’通常気象’になって来てるねんでー」と一人 返してしまいます。
投稿情報: stutiyi | 2006年7 月24日 (月) 21:38
stutiyiさん
コメント有り難うございます。
天候要因に自分のビジネスが左右されるということに、やりきれなさを感じたりすることもありますが、考えてみると長雨で夏物衣料が売れない、ビールの売り上げ不振など広い範囲に影響を及ぼしてるんですね。ここぞ、頑張りどころなんでしょうか。
先日しょうしさんにお会いする機会がありました。イメージ通りのナイスガイでした。いつか、stutiyiもご一緒に一杯やりますか。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2006年7 月25日 (火) 09:26