9月5日から6日の2日間で日本生活協同組合連合会の主催による青果物品質保証システム点検者養成講習会が広島で行われ、僕も参加しました。この講習は産直産地での適正農業規範の考え方のもとで圃場管理、栽培計画、栽培記録の管理、農薬・化学肥料の管理、生産・収穫・保管・出荷管理、環境への配慮、衛生管理、健康管理、コンプライアンスなど様々な視点で点検作業を行うための基本的な考え方や取り組み方を学んで、実際の点検作業のトレーニングを行うという内容で、2日間ホテルにカンヅメでみっちりと学んできました。
このような点検を行うにあたっては、産地の現況にダメ出しを行うという考え方ではありません。産地と共同、公平、公正を基本によりレベルの高い青果物づくりを行っていこうというものです。サンプリングを通しての分析検査、逸脱の監視のためのモニタリング、そして生産から出荷に向けての各工程間のプロセスゲートチェックを通して不適合点を発見して、安全度の高い青果物の供給を目指します。僕たちの会社の業務の中でも産地との共同での商品開発など産地と直接接触する機会はどんどん増えていきますが、そんなときにどんな視点で産地と接していくべきかを勉強することができました。よりよいモノ作りのための取組はまだまだ始まったばかりです。