ジュビリー(Jubilee)はまるで完熟した柿をイメージさせるような見事なゴールデンオレンジ色をしています。食味的には濃厚さには若干欠けるものの、バランスのよいクセのない味わいです。
トマトの世界は今や桃太郎一辺倒といった状態になっています。桃太郎がマーケットの大部分を占める事となった要因には生産上の効率性の問題、流通面での要因、食味の嗜好の変化など様々です。ところが、食の好みの多様化は様々な種類のトマトを生み出すこととなります。食味での差別化、形状での差別化、外見での差別化などによって、マーケットに登場するトマトの種類も増えてきました。大型量販店のトマトの売場に行くとそれを実感できると思います。
青果物の業界でも企画力を駆使してマーケットに新商品を出しても商品力が伴わないとマーケットからは一瞬にして淘汰されてしまいます。自然相手に生産される青果物なだけに難しい面もありますが、まだまだ多くの可能性は存在するのではと思いますね。