カボチャは大きく西洋南瓜と日本南瓜に分類されます。一般的にスーパーマーケットの店頭に並んでいるカボチャは西洋南瓜(エビス南瓜など)であることがほとんどです。西洋南瓜は甘みも強く子どもにも人気があって現在ではカボチャのシェアの9割を超えています。そんなカボチャの少数派になってしまいましたが、あっさり、しっとり、上品な味わいの日本南瓜の味わいは本当に素晴らしいです。
日本南瓜にもいくつかの品種があります。その中のひとつが今日紹介する黒皮南瓜です。その特徴は外見的には表皮の溝が深く、その名の通り非常に濃い色をしています。淡泊な味わいで、味がしみ込みやすく、和風の味付けには抜群の相性です。日本南瓜は栽培に手間がかかることや、私たちの食の嗜好の影響もあってどんどん目にする機会が減っています。黒皮南瓜は今の時期がまさに旬です。いつもと違う日本古来のカボチャの味もなかなかのもんですよ。