雑煮大根

　今日は雑煮大根のセリがあり、市場のセリ場には何種類もの雑煮大根が入荷していました。雑煮大根のセリは毎年１２月２７日の一度きりです。青果物を扱う仕事なので年末の際まで仕事をしてるので日にちの感覚もなくなってくるんですが、雑煮大根の入荷があると、押し迫る年末を感じます。

　雑煮大根はこの時期にだけ需要が集中するので、生産する側も本当に大変です。工場生産するものなら、必要な時期にできあがるように計画して生産ラインを動かせばいいんですが、自然が相手の農産物は気候の変化があるので本当に大変です。しかも正月が過ぎた時期の雑煮大根は需要がなくなり商品価値が下がってしまいます。

　年末の買い出しも以前は２６日くらいから少しずつ買い揃えていくというスタイルでしたが、最近は２８日、２９日に集中する傾向があります。しかもお正月もスーパーが開店していることもあったり、おせち料理も家で作る家庭が減少して、できあがったものを購入する家庭が増加しているので、年末の消費動向も様変わりをしてきましたね。

Comments

[投稿情報: しょうし]

こんにちわ。。

VEGE-MASTERさんのところの雑煮大根は洗ってあるのですね。。京都でも市場に並ぶものの中には洗ってあるのもありますが、私の地元では土なり出荷するのが一般的です。。

今年の相場はどうでしたか？

京都は案外よかったかと思います。
昨年ほど高過ぎず・・・・、安くもないって感じでした。。

[投稿情報: VEGE-MASTER]

今年の雑煮はの相場はやや高め推移のように思います。まあ、合格点といえる相場は出せたんじゃないでしょうか。

１２月も２８日となり、寒さによる出遅れで品薄感があって葉物を中心に今日は更なる高値傾向です。ただ、出遅れたものは天候が緩んだときに必ず出てくるので、そのタイミング把握が大事ですね。