11月も終わり、明日から12月。この時期になってくると、迎春用の野菜の商談やおせちに使う食材の商談や引き合いが多くなってきます。おせち料理を家庭で作ることが少なくなっていることは、年末期の野菜の流通を見ているととても顕著にわかります。クワイを例にとっても家庭用の用途のものは年々大幅に減って、逆におせちを作る業務関連の注文はどんどん増えています。こうしたことも一つの時流なのかなぁって感じてしまいます。
おせちや雑煮に関連してくる野菜というと、くわい、百合根、ゴボウ、里芋、雑煮大根、金時人参、お雑煮用の菜物類など地域性を考えるときりがありません。お正月でも、普段と同じようにどこでも外食ができる今のご時世ですが、おせち料理は決してなくなることはありません。お正月に対する特別な思いも昔よりは薄れつつあるかもしれません。でも自分たちの子どもの世代には伝えるべき事はきちんと伝えていきたいもんだと思いますね。
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