第3講は「社会人としての会計の基礎知識」を僕たちの会社の顧問税理士のときわ会計社の藪脇先生に講義していただきました。企業会計の基礎的な部分をお話ししていただいたのですが、新入社員の皆さんは、学生時代に会計学の授業を選択されていなかったこともあってか、なかなか苦戦していたようです。
財務三表が企業活動のどんなことを表現しているのか、それらのなかの数値が企業のどんな状態を表すのかなど、今まで勉強したことのなかったジャンルの内容でしたが、一生懸命メモを取り、質問を重ねながら取り組んでいました。そんななかで損益分岐点のお話は、これからビジネスに取り組んでいくなかで非常に役に立つツールになるのではないかと感じました。充分に理解できなかった部分については、これから会社にある書物から少しずつ学んでいってもらおうと思います。
第4講は「業務プロセスと基幹業務システムについて」大塚商会の奥野さんに講義をしていただきました。奥野さんは僕がKGIBAに通っていたときの同級生にあたる方で、ゼミも同じで、課題研究論文に取り組んでいたときは、ファイナンスのデータ解析のために膨大な回帰分析を行ったときに、難解なエクセルのマクロ作成にあたって的確な助言をしていただき、僕は命拾いしました。
講義では僕たちの業務プロセスを詳細に分析していただき、その業務の流れをサポートする基幹業務システムの役割や機能についてお話しいただきました。まだ、仕事に取り組みだして間もない新入社員にはなかなかイメージしづらいところがありますが、これから実際に仕事を進めていくなかで、自分の取り組む業務が会社の全体の業務のなかのどの部分を担っているのかを、きちんと把握してもらえる機会作りができたと思います。
まだまだ続く初日の研修ですが続きはまた次回にアップします。