今日の農経新聞の記事に京都府内で生産される「京のブランド産品」(21品目)、いわばホンモノの京野菜の販売金額が前年比で2割も減少したという記事がありました。もちろん日本の農業全体に関わる普遍的な問題である、生産者の高齢化、天候不順による生産被害という要因があるのですが、注目すべきは「他府県産の京野菜」の台頭という問題でした。
いわゆる京野菜といわれる品目の中には、他の土地においても容易に生産可能な品目もあり、それらの品目が安価で出荷され、「京のブランド産品」の存在を脅かすということが起こっています。青果物の商品価値を考えると鮮度感、品質、価格といったいろんな局面があります。そう考えると、後追いで他産地がこうした商品を作るということは大いにあり得る話です。しかしながらビジネス上の倫理観という視点からはどうにもしっくりきません。全国的に京野菜の人気は高まっているのに、販売金額は大幅減しているという事実、割り切れないものを感じますね。
おっしゃるとおりです。。。
ただ、小さい頃から私が慣れ親しんだ野菜とたとえ京都産であったとしても今のブランド化された京野菜は少し違っている・・・と感じざるを得ません。。
あまり具体的なことはここではいえないですね。。私のブログでも言えませんが・・・。。^^
しかし、販売金額2割減というのには驚きでした。。昨年が良すぎたんじゃないでしょうか??^^昨年は九条ねぎだけでも数億円・・・と聞いたこともあります。
投稿情報: しょうし | 2006年9 月 4日 (月) 22:02
しょうしさん
コメント有り難うございます。
販売金額の最盛期は三年前のようで16億円程度あったそうです。それが昨年度には11億円という金額になってるんですね。
このビジネスが既得権ビジネスとか、そういった性格のものではないはずなのにって感じます。ブランドとは一体何ぞや?って考えると、ユーザーと何の約束もなされていないのに、ブランドを名乗ったもの勝ちみたいな事例もよく見かけます。業界全体で考えていかねばならないことが、とてつもなく大きくのしかかってきますね。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2006年9 月 5日 (火) 09:31