じゃが芋にも品種は数多くあります。それぞれの品種ごとにデンプン価や粉質、粘質の程度の違いがあります。そのため、それぞれの品種の特性によって煮物に適するもの、フライにすると美味しいものなどがあります。
このレッドムーンの特徴は何といってもこの皮の色が赤いというのが最大の特徴です。食味の追求という点からすると、このレッドムーンが馬鈴薯の中のベストチョイスというわけでもないようには感じます。このレッドムーンはデンプン価はそんなに高い方ではなく、粘質はやや高めなので煮くずれがしにくいため煮物には適してると思いますね。参考までにフライにするには男爵みたいなデンプン価の高い品種が美味しいですね(まあ、人それぞれの好みがあるので一概には言えませんが..)
で、切ってみると中はやや黄色がかってます。料理をした色あがりを考えるときに黄味がかった果肉はとてもきれいです。フードコーディネーター的にはこの辺の特徴を活かしてみれば良いんじゃないでしょうか。