昨日のKGIBAの人的資源開発の授業は、各々の受講生の勤務先におけるオフィスワーカーの生産性をいかにして向上させるかという事例発表でした。僕がいつも授業の時に座る定位置は、基本的に最前列の講師の真ん前なんですよ。その座り位置や、僕自身の発表が授業のシリーズ前半に終えていたこともあり、昨日の授業ではプレゼンテーションのタイムキーパーをさせていただきました。
発表時間は5分という事もあって非常にコンパクトなプレゼンにする必要があるのですが、皆さんが用意してこられたパワーポイントのボリュームからすると5分にまとめるのは至難の業です。プレゼンを想定通りの時間に納めるにはやはり事前の準備がそれなりに必要です。与えられた時間よりも用意した資料が多ければ、どの部分を削るか、必ず伝えなければいけないのはどの部分かという点を押さえなければいけません。またプレゼンの最中に画面を見ながら発表していないか。やはり、話すときには伝えたい相手の方を見ながら話すことが基本です。原稿も画面も見ずに、聴衆の席を歩き回るというプレゼンのスタイルは実にかっこいいって思います。
シリコンバレーやベンチャービジネスの世界なんかでは「エレベーターピッチ」の重要性がよくいわれます。KGIBAのY田教授の授業で聞いたお話なのですが、エレベーターピッチとは、起業家がエレベーターの中で過ごす30秒くらいの時間で自分のビジネスプランの構想を投資家に説明しなければいけない、という意味で使われるコンパクトな自己PRのことを指します。これには、30秒、60秒、90秒バージョンがあるみたいです。話をコンパクトに伝えることの難しさは僕自身も頻繁に直面します。自分自身の会社の組織プロフィールをコンパクトに伝えることはとても難しく感じます。長く話すこと以上にコンパクトに伝えることは奥が深いものですね。
徹夜明けでーす!
しかし、先日の人的資源開発は失敗しましたねえ...
まさか、まさか、と。もう帰ろうかなと思いましたわ。
皆さん、ちゃんとしていらっしゃったのに、恥ずかしい...
しかし、内容がないだけに、時間はぴったりだったでしょう?!
投稿情報: ヅカオヤジjr | 2006年7 月27日 (木) 06:51
こちらでは初めまして。先日はありがとうございました。
情報を増やすことよりも、情報を減らす(=精選する)ことの
重要性というのは、私も最近になってようやく気が付き、
心掛け始めたところです。
内容の薄いことを膨らまして話すことや、
簡単なことを難しく説明するのは簡単ですが、
これとは逆に、短く伝えること、難解なことを簡単に説明するのは、
本当に難しいです。
投稿情報: Sedvicious | 2006年7 月27日 (木) 09:22
ヅカオヤジjr殿
コメント有り難うございます。
失敗だなんてとんでもないですよ。
ハートあるプレゼンからは言葉だけではなく、伝わるものは多くあります。洗練されたプレゼンにも憧れますが、一番大切なものは、聴いてる人々に何を伝えたいかが大事なんでしょうね。やはり、ヅカオヤジjr殿のプレゼンからは会社に対する深い愛情を感じました。嫁はんからの亭主に対する愛情、「あんた、もうちょっとしっかりせなあかんやん!」っぽい愛情ですかね。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2006年7 月27日 (木) 10:02
Sedviciousさん
コメント有り難うございます。
僕たちの業界でもこれからはプレゼンテーション能力が求められる場面がますます増えてくるでしょうね。
物事を正確に伝えるという作業は多くの場面で必要になります。商談だって「価値」を正当に評価してもらうために、「価値」を相手に説明、理解してもらう場であると思います。
今日は僕の会社の会社説明会です。当社の「バリュー」を正確に表現できるよう頑張ってきますよ。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2006年7 月27日 (木) 10:09