先週の金曜日に7回にわたる金融市場の最終講義を終えました。この授業は株式、債券、為替等の金融市場全般について、理論と現実を対比させながら展開されて、現実的な内容を考えると「金融市場」というよりは「証券投資論」というネーミングの方がマッチしているように思います。
この授業では授業の最初に株式、各種債券、リスクフリー運用から自分のポートフォリオを組み立てて、そのパフォーマンスを最後の授業で発表しました。僕は主にPER、PBRの値に注目してバリュー株を軸に銘柄選定を行いました。僕自身は株式投資はやっていませんでしたが、こうした視点から株式市場にアプローチする経験もなかなか面白いものでした。
上の数値とグラフが僕のポートフォリオのパフォーマンスでした。プラスのαも出て、t検定を行っても有意な結果が出て、マーケットと比較しても少ないリスクの増加で大きな効果が期待できるポートフォリオでした。β値からは、僕のポートフォリオはマーケットの動きに近いポートフォリオで、特別に安全ではないがリスキーではないポートフォリオです。
しかし、デイリーリターンで判断するとここ2ヶ月程の株式市場の低迷によってかなり怪しげな数値が並んでしまうこととなってしまいました。やはり僕にはファンドマネージャーの素質は全くないみたいですね。