キウイフルーツはマタタビ科に属し、この20年ほどで完全に果物売場の定番商品として定着しました。日本に登場してからの歴史も浅くて1960年代にニュージーランドから日本に種子が持ち込まれました。日本の気候にもよくマッチして国内では愛媛、福岡、和歌山を中心に生産されています。
代表的な品種はずんぐりとした形のヘイワードで現在流通しているキウイの大部分を占めます。国内産のキウイでは産地特性を打ち出すために個性的な品種にも取り組んでいます。香川県の「香緑」など様々な取組がされています。
キウイフルーツとりんごを同じ袋に入れておくと熟していない固いキウイもすぐに熟します。これはキウイが熟するのにはエチレンが必要なのですが、りんごはエチレンを大量に発生させるためです。このエチレンは果物の追熟に大きな影響を及ぼします。生活の知恵として行われているこんな事もこうした科学的な根拠があるんですよ。