青果物の消費を支える背景には当然のことですが、それぞれの地域における食文化があります。地域によってはメジャーな食材でも、地域が変わるとほとんど消費されなくなる、百合根もそんな食材の一つではないでしょうか。
百合根は文字通り食用の百合の球根の部分です。従って当たり前ですがユリ科に属します。全国的に見ても関西での消費が多いですね。僕は神戸生まれ神戸育ちですが、昔から、茶碗蒸しの定番的な具材として親しんできたし、百合根の卵とじなんてとても美味しいし、すき焼きに入れる百合根も大好きでした。
僕の会社のお得意先の一つに神戸でも指折りの伝統を持つ中華料理店があります。そこの中華料理のスープの具材に使われる百合根は、百合根のホクホクしたほろ苦い食感を見事に活かしたもので、野菜の個性を引き出す事ってこんなに素晴らしいことなんだって感動してしまいます。
国内の百合根の生産の95%以上は北海道産です。写真の百合根は北海道・忠類村産です。表面は白く、サビ目(茶色いキズ)が少なく、形もきれいな円形の極上品です。これから涼しくなって秋にかかっていくと百合根のシーズンになります。
忠類村のユリ根って初めて聞きました。
北海道に住んでいると、
ユリ根=真狩村みたいなイメージがあって…。
勉強になりますです!
追伸:10日に二次試験があります。
これで落ちたら立ち直れません…。
むー。
投稿情報: ichi | 2005年9 月 5日 (月) 17:58
真狩の百合根は素晴らしいですね。
大産地なだけにトップクラスの生産者の百合根なんて芸術品並みの美しさですよ。
2次試験が今週なんですね。平常心で持ってる想いを伝えることができれば全く問題はないと思いますよ。僕は2次試験の時には前日の飲み過ぎのため二日酔いでリラックスし過ぎたくらいで臨みました...
投稿情報: VEGE-MASTER | 2005年9 月 6日 (火) 09:23