さつま芋は新物が6月くらいから出回り始めます。新物に甘味がのってくるのはお盆明けごろっていわれます。つまり今頃ですね。秋の11月ごろまでどんどん、さつま芋は掘り出されて、産地の貯蔵庫に保管されて、次の年の新物が出るくらいの時期まで貯蔵されたものが出荷されるんです。
貯蔵庫は約14℃くらいに保たれて、光もさえぎられ、発芽を防ぎます。さつま芋の保存の適温はこれくらいの温度で、冷蔵庫に入れないのは、このためです。
さつま芋の評価もピンからキリまであって、全国的にも有名な、なると金時はさつま芋の中でもブランド化されたものです。なると金時の産地である徳島県鳴門市は砂地の圃場で、海砂を含む砂は海水のミネラル分をたっぷり含んでいて、なると金時の甘味を生み出す大きな要素になっています。
なると金時の中でも里浦産の「里むすめ」は、なると金時の中でも高級ブランドで味に定評があります。里むすめの中でも生産者によって若干の差があります。僕たちは生産者番号で判断しますが、その辺の話に踏み込んでくるとまさにマニアの世界ですね。
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