今日は兵庫県中小企業家同友会の共同求人活動の発足式がありました。来年の４月に入社の新入社員のための求人活動がスタートしました。大手企業ではもう既に去年から動き始めていますが、僕たち中小企業の場合はスタート時期はもう少し後になります。就職を考える学生さんにもいろんな考え方があって、大手志向、安定志向といったものもあれば、地元志向という考え方もあります。
取り組みを初めて今回で３年目になりますが、はじめた頃から少しずつですが改善を重ねてきましたが、まだまだ見直す店はたくさんありますね。でも僕たちのような中小企業では僕自身が動くことによって社内にも「会社は人と共に成長する」という考え方を発信していくことができるように感じます。発足式をむかえて心を新たにすることができましたね。
２００８年度入社（来年の４月ですね）予定者対象の求人活動が始まりました。大手企業では去年の秋あたりから動き出しているようですが、僕たちの会社のような中小はスタート時期を敢えて大手とは時期をずらして求人活動を展開します。共同求人とは僕が所属する兵庫県中小企業家同友会が主体となって兵庫県内の企業が参加し毎年行われているものです。僕たちの会社も３回目の参加です。
そんな取り組みの中、去年の春の入社した新入社員が３名、この春にも３人の新入社員が入社してきます。それまでは中途採用を中心に採用活動を行ってきましたが、定年をむかえる社員の方も何人か出てくる中で新しい流れが生まれてこようとしています。共同求人に参加する企業のポータルサイトとしてJOBWAYというサイトがあるのですがそこから兵庫県の企業のページ、そして僕たちの会社の求人ページへと入っていくことができます。やはり同じ会社で共に同じ目標に向かって相互成長をするためには、求人活動というものは貴重な出会いの場だと感じます。多くの学生さんの門戸を叩いてもらえるような素敵な企業であり続けたいと思いますね。
この数日間ですが僕たちの会社での配送業務の見直しとお取引先をもっと把握するために、配送を担当してくれるスタッフの車に同乗させてもらっています。配送する車両は何台かあって方向別、時間帯別で数多くの配送便があり、基本的には自社運営で行っています。レストランやホテルの業務関連や量販店などの比較的大口のお客様まで多様なお取引先があります。
こうして配送に同行していると普段は全く見えていなかった、お客様と僕たちの関係が少しずつ見えてきます。毎日の仕事の流れの中で当たり前に行われている個々の業務の中に数多くの問題点が潜んでいることに気づかされます。恥ずかしい話ですが、その問題点がお客様に不都合なものまでも見過ごされているもあります。もう少し配送業務の全体像をつかんだ上で早々に再構築していこうと思ってます。
今日から市場が開場して、本格的に業務が始まりました。昨日までの市場休業中も商品によっては休市対応も一部あったので入荷するものもありましたが、本格的な取引は今日からです。毎年、年始の青果物の入荷は商品によっては不足するものもあって商品確保の困難なものがでてきます。
近年、元旦から営業する商業施設が増えて外食チェーンなどでも通年365日の配送は当たり前になってきました。僕たちの会社も何らかの形で365日動いています。鮮度が勝負の青果物を取り扱っているのでこうした動きも出てきます。鮮度感の高い青果物が生産地から食卓へ届くまでの橋渡し、今年もそれをひたむきに行っていきます。
僕たちの会社の通常業務は12月30日で終わっているため、普段はすることのない請求書発行、郵送作業をやりました。個々のお客様とどのようなお取引をさせていただいているのか、ある程度は把握をしていたつもりだったんですが、実際のお取引の明細を見ると普段見えなかったものまで見えてくるんですね。
お正月休みといっても僕たちの会社は365日動いています。当番で元旦から出勤する社員もいます。こうした一人一人の頑張りが組織を支えています。お客様はもちろんですが、共に頑張る大切な仲間である社員のみんなに感謝です。年明け1月5日にはの初セリ祝式が行われます。また新たな気持で臨みたいと思います。
僕たちの会社の営業日は基本的には今日が最終日でした。もちろん明日の大晦日も配送業務や後片付けなどがあるので出社しますが師走商戦としては今日が最終日でした。今年の12月は暖冬の影響で青果物は全体的に安値推移でした。もちろん12月の終盤にはある程度値段も上がってきました。
なんとか、この12月に設定していた目標値は達成することができました。個々の営業担当者の頑張りに感謝です。またそれを支えた後方部門もきっちりとサポートしてくれました。相場にある程度左右されるところのある僕たちのビジネスですが、どんなときもお客さんに指示していただける価値提供を愚直に続けていきます。
昨日、ＫＧＩＢＡのご学友であるあまやんからのご紹介で神戸大大学院の博士課程で経営学の研究をされているＨ氏から、卸売市場を取り巻く様々な問題についてインタビューを受けました。Ｈ氏は「卸売市場制度生成に関する理論的接近」や「農産物の規格・基準を巡る公的政策」といったテーマの論文を既に上梓されています。
・業務の実態の変遷について
・卸売市場法改正の影響
・現在の取引方式(産地との取引や、市場内のせり、相対など）のメリットとデメリット
といったテーマに沿って約2時間ほどいろんな話をさせていただきました。幾分脱線する部分が多かったようには思うのですが、改めてこうしたテーマで自分の考え方をお話しさせていただく機会を得て、自分がこうした問題に対して考えていることをきちんと整理することができたのは非常に有り難かったと感じました。
卸売市場法改正の影響はといえば僕たちの業態カテゴリーである仲卸業者にとっては規制緩和の波がついにやってきたと解釈されることが多いように感じます。従来から保護された環境下でビジネスを行ってきて、業界全体が茹でガエル状態になってきていた部分もあるので、尋常ではない打撃を受けていると言えなくはありません。
僕たちの商流上の川上にあたる荷受業者も今後更なるビジネスの垂直展開、外部参入者の脅威など列挙していけばきりがない負の要因が考えられます。しかし、こうした問題は僕たちの業界から一歩外に出ると、世の中では当たり前に起こっていることばかりなんですよ。ビジネスの基本中の基本に立ち返って、「何故自社がお客様から選んでいただけるのか？」という、当たり前すぎる疑問を徹底的に考えることが必要になってきます。
そうした中で「卸売市場法改正の影響」って何？って考えると自らのビジネスが規制緩和の波にさらされても、存在を許されるかという試金石なんだと感じるのでした。
年末が近づいてくると棚もちのいい土物類から、年内の入荷が終了していきます。最終は12月30日まで入荷があります。そんな関係で年末が近づいてくると卸売市場の場内は年末・年始に出荷するための留め置き商品が多くなってきます。留め置きの商品も多く場内にあふれかえり、その上、新たな商品も入荷してきて通路もなくなるくらいの状態です。
果たしてこれだけ多くの商品はなくなるものなのかと感じるんですが、大晦日を迎える頃にはその多くがなくなってしまってます。29日、30日が歳末商戦最大の山場です。冷え込みが強くなってきそうな気配ですが、ビジネスはホットにいってほしいもんです。
１２月の内定者研修は僕たちの会社の総務担当のH田さんによる「ビジネスマナー」の講義を前半に行いました。人とコミュニケートするときのアイコンタクトの重要さを自分自身の事例を取り上げながらお話ししてくれました、なかなか示唆に富んだお話でしたね。
後半は量販店の視察と言うことで、取引先の量販店を中心に４軒の量販店と１軒の小売店を見てきました。商品レイアウトの特徴や各店ごとのSKUの違いなど様々な視点でそれぞれの売場を見てみると、その違いも浮き彫りになってきます。提案型のビジネスは実践しようと思っても、充分な商品知識や顧客情報をふんだんに持っていないと上手くヒットしません。その難しさを少しずつでも感じてもらえたと思います。
そして、夜の部は忘年会。今年の新入社員のみんなに設営をお願いしました。神戸・三宮のマンダリンパレスで円卓を囲みながらの食事でボリュームも満点でした。エビチリは圧巻でした。
研修も残すところあと３回となってきました。来春の入社までもう一頑張りですね。
先日、○塚商会のビジネスソリューションフェアがありました。いつも充実したセミナーが開催されていますが、今回のセミナーで僕がとても楽しみにしていたのはGreat Place to Work® Instituteのチーフプロデューサーの斉藤智文さんによる「“働きがいのある会社”が業績安定の王道」というお題目のセミナーでした。このセミナーでは当社の指導を頂いている真鍋陽一郎さんもトヨタでの事例を紹介されていました。
Great Place to Work® Instituteとは．．．
「職場の変革に取り組む企業への支援を通じて、より良い社会の実現に貢献します。20年以上にわたる研究を通じて、働きがいのある職場には、管理者と従業員の間に信頼関係が育まれていることがわかりました。私たちはこの結果に基づき、信頼関係を築き、高業績へと導くサービスとツールをご提供いたします」
という組織で日本を含めて世界２９カ国で活動しています。
「働きがいのある会社」とは従業員が勤務している会社や経営者・管理者の人たちを信頼し、自分が行っている仕事にプライドを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社の定義づけています。まだまだ僕の会社ではそこらあたりの連帯感が不充分だと感じます。これを実現することははるか遠い道のりかもしれませんが、「人」と「人」で成り立つのが組織。組織全体のベクトル、個々人のベクトルのそれぞれがバラバラだと会社という大きな幌馬車は決して進んでいきません。一つ一つ誠実に頑張っていきますよ。
