先週の金曜から昨日まで北海道に行ってきました。土曜日の夜には僕が学校を卒業してから6年半お世話になった会社の同期入社の友人と食事をしてきました。僕が以前勤めていた会社は大阪に本社がある百貨店のD社、2003年に札幌にも出店しました。同期入社のK君は現在札幌店で営業推進部長をされています。しかもK君とは同じ大学で同じ学部でした。
D社も含めて百貨店業界は今まさに消費低迷のど真ん中にあって、新聞でも百貨店の店舗閉鎖の報道が続々とされています。札幌の商圏もロビンソンや札幌西武の閉店、丸井今井の経営破綻など全くもって厳しい状況です。そんな中でD社の健闘は目を見張るものがあります。その札幌のD社の運営の中枢を担い、頑張り続ける同期の友人との会食は実にエキサイティングなものでした。単身赴任を続けながらグロービスで経営を勉強したり、既存の枠組みでの業務の進め方に大きくメスを入れたり、実にエネルギッシュに活躍していました。同期の友人の活躍は僕自身にも本当に心強いものであり、リスペクトできる友人の存在は僕にとってかけがいのないものです。
ここ何年か中学校時代の同級生たちと頻繁に同窓会や飲み会を頻繁に持つようになって、アラフィフ世代の底なしのエネルギーを感じます。これまた去年に「こうべ男女いきいき事業所」の表彰式で同事受賞した企業の社長が高校の同級生で、その時の再会以降、定期的に交流を持つことができています。それに加えて、偶然MIXIで繋がった大学の同級生と今月25年ぶりの再会を果たしてしまうというラッキーにも恵まれました。人っていうものは人同士の関係性の中で生きていくものだとつくづく感じます。
もうひとつの北海道での目的は、去年の4月から僕たちの会社から札幌のMTグループさんに研修のために出向させていただいている青木さんとこの4月からのキャリアプランをじっくりと話し合うという事でした。いまカネヘイで進んでいこうとしている方向性や抱えている問題点、そんな中で青木さんに担ってもらいたい役目をお話ししてきました。正直に驚いたことはほんの10ヵ月間に人間って変われるんだって事でした。友人や知人のいない北海道に移り住み、同じ青果物を扱うという共通点だけで企業風土も全く違う会社で10ヶ月の研修をしてきたことは彼にとてつもない変化が生まれました。とはいえ、人間は勝手に変われるものでもなく、自らの力で必死に問題点を見い出し、より正しい考え方を身につけようと努力をした結果が彼の姿、表情、言葉そのものでした。MTグループの皆さんに可愛がっていただき、いろんな事を教えていただいたことが本当によくわかりました。
人は人との関係性の中で成長を続けていくべきものだと感じますが、何も感じず、何もやらなきゃ成長なんてするわけないんです。出会った偶然、与えられた環境、あらゆるシーンで成長の切っ掛けは転がっています。そこで何を手にしてどのように自分のものにするかはまさに自分の問題です。人を成長させる成長エンジンっていうのは転がっている切っ掛けを自分のものにできるセレンディピティなんですね。
セレンディピティとは...セレンディピティ(英語:serendipity)は、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことである。(Wikipediaより)
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