昨日から36会の東京場所が行われました。今回はメンバーのご尽力で農林水産省の総合流通局流通課の卸売市場関連の業務を実質的に運営されている職席の方々とお話しする機会を頂きました。日頃の私たちの取り組みや卸売市場行政に望むことなど、時間を忘れて(?)語りまくってきました。限られた時間の中でしたが、私たちの現状をきちんと伝えることができたと感じます。
そんな中で出たお話ですが、やはり農産物の価格は誰が決めるの?って話題になりました。本来は卸売市場は価格決定する機能を有するはずですが実態はというと?? 生産サイドからの生産にかかるコストから算出された再生産可能価格、量販店などからの売価指定(いわゆるバイイングパワー)などいろんな要素の中で決定されてるっていう、僕たちの日頃の実態のところをお話ししてきました。
入館には身分証明書を提示して受け付け表にきちんと記入してIDカードをもらいます。やはりこんなご時世、セキュリティはしっかりしてます。
その後、築地市場に移動して全国青果卸売協同組合連合会の大澤会長と村瀬専務理事とお会いし、私たち仲卸業者の全国的な動向をお聞きしてきました。地域的な特性や様々な事情は異なりますが、仲卸経営の二極化が進んでいるのは紛れもない事実ですね。また、これからは市場間競争がますます激化していく方向になりそうですね。
そして、今日は輸入果実・野菜の大手のD社を訪問し、今後の取り組みについてヒアリングしてきました。どうしても輸入の果物、特にバナナ、パイナップルのイメージが強いD社ですが国産の野菜への様々な取り組みをされています。生産過程や鮮度管理などの面でブランド価値を発揮できれば、青果流通に新しい風を吹かせることができるのではと思いましたね。