今日はKG-MBAマネジメント研究会主催の企業ファイナンス研究会がありました。今日のテーマは国内の代表的な合繊3社の企業価値をDCF法を用いて分析し問題点を抽出していこうというものでした。直近の決算を基点として一定の条件を仮定し将来キャッシュフローを予測して、それを資本コストで割り引いて現在価値を算出するというステップから算出された理論株価と実際株価の対比から問題点を考えました。
合繊メーカーとはいうものの、かつての繊維中心の事業展開から、現在では広範囲な多角化が進められ、各社における全体の中での繊維のシェアは非常に小さなものとなっています。繊維事業自体は国内では成熟化した事業でフリーキャッシュフローの極端な成長はあまり期待できませんが、全社的なとらえ方をするという考え方で成長率の設定の仕方によって理論株価が大きく変わってきます。私たちが入手できる会計情報はIR情報がベースとなりますが、そんな情報からでもかなり深いレベルの分析を進めることができるんですね。また、ファイナンスの基礎的なところ、かなり危うくなってました。もっと勉強しなきゃ。
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