KGIBAでの2年目の第4クォーターも終わりました。卒業までに集中講義の一科目の授業を残すのみとなりました。その第4クォーターに履修した事業システム戦略論は経営学者では「西の重鎮」といわれる加護野忠男先生による講義でした。その豊富な経験に裏付けされた言葉の一つ一つはとてもベーシックでありながらも非常に重みのある説得力のあるものでした。
加護野先生の言葉には「顧客によって価値は異なる。企業にとって、どの顧客を満足させるかの選択が重要である」「顧客の声を聞きつつ迎合しない。顧客の言いなりになることが顧客志向ではない。顧客の声を選択的に聞くこと、その選択基準を持つことが大切である」などの実践的で示唆に満ちたものが多くあります。ほんの6回18時間の講義でしたが、ファイナル・レポートでの課題は自分の会社の事業システムを再考するいい機会となりました。