ごぼうは薬効の高い植物として世界の各地で利用されていますが、食用とするのは世界の中でも日本だけのようです。いろんな野菜の旨味には甘味、酸味、辛味、苦味や渋味など様々なものがあります。ごぼうはアクの強い野菜として知られますが、ごぼうの旨味はまさにこの「アク味」なんですね。アク味が旨味成分の中心となる青果物はそう多くはありませんが、ごぼうはその中でも代表的なものです。
この大浦ごぼうはごぼうの中でも短根種の代表的なもので千葉県の特産品です。とても太い品種で、中には空洞ができ、その空洞に詰め物をしたり工夫をこらした使い方をされます。京都の堀川ごぼうも同じような使われ方をするようです。この大浦ごぼうは成田山新勝寺の精進料理に用いられることでも知られています。
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