一般的に、日本におけるファイナンス分野の研究は欧米と比較すると遅れがあることは否めないといわれるのをよく耳にします。しかし、第1回のガウス賞の受賞者は日本人でした。その受賞者、伊藤清先生は京都大学数理解析研究所名誉教授で、「ウォール街で最も有名な日本人」として知られています。
ガウス賞(Carl Friedrich Gauss Prize)は....
社会の技術的発展と日常生活に対して優れた数学的貢献をなした研究者に贈られる賞。4年に一度の国際数学者会議(ICM)の開会式において授与される。 (Wikipediaより)
ブラック-ショールズ方程式はヨーロピアン・オプション価格決定モデルだけではなく、物理学、工学、生物学など幅広い分野で使われ、ノーベル経済学賞の対象となったものですが、そのブラック-ショールズ方程式も「伊藤の公式」から導かれたものでした。ファイナンスの勉強を始めて、こうした偉大な日本人の存在を知ったのですが、こうした形で世界に功績を認められたことは本当に素晴らしいと感じます。
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