チェリモヤは南米アンデス山脈が原産の果物です。トロピカルでも比較的涼しい環境が適しているため日本国内でも生産が可能で、非常に少ないのですが国内産も流通しています。主流はやはり輸入品ですね。
「森のアイスクリーム」の異名をとるほどの甘みたっぷりで香りも豊かな味わいで、糖度も何と20度前後にもなります。本当にバニラっぽい、カスタードっぽい美味しさを楽しめるのですが、他の果物同様、熟度が本当に大切です。未熟のままで食べてしまうと美味しくないので、柔らかみを感じるほどの手触りになった位が食べ頃です。
チェリモヤは,ペルーの現地語で Chiri moyu 「冷たい乳房」を意味します。昔のインカの人々が母乳の足りない乳児に、甘くて栄養にたっぷりで消化のよいチェリモヤを母乳代わりに吸わせている光景が目に浮かびます。物のネーミングの由来には思わぬ面白いエピソードなんかが隠されていたりしますね。
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