昨日、統計分析論の最終講義でした。僕の通う学校では通常の大学の講義の90分講義の2コマ分を一気に3時間講義をするのを7回で2単位という事になります。つまり21時間という事ですね...
統計とはある母集団の特徴を推定するのにいくつかの標本をとりだし、そこから何らかの特徴を導き出そうとするものです。歴史的にはさいころやルーレットの賭博ゲームで如何に儲けるかという発想で始まった学問ですが、今では様々なこと、例えば人口統計、保険統計、遺伝現象などに利用されています。
それを発展させビジネスシーンなどでよく利用されるのがデータマイニングです。データマイニングとはデータに隠されたビジネスや研究に役立つ未知のパターンを発見・検証するために大容量のデータを検索・分析・モデル化するプロセスのことです。
例えば携帯電話の会社などでは顧客属性と過去3年間の利用状態から、それぞれの顧客における予測収益と解約確率をデータマイニングで予測したりします。
当然、データマイニングの基礎には統計学があり、その統計学の理論を学ぶには数学的なアプローチがついて回ります。僕が数学が苦手なのはこのブログでも力説しましたが、ガップリ四つで苦手なジャンルに取り組んだ統計分析論の講義でした。統計学といっても学問的なアプローチを考えると、当然、理論を学ぶという課程を踏む必要があります。
反面、エクセルの統計関数を使うだけでもある程度のことはこなせてしまうし、データマイニングという点ではSASやSPSSといった優秀なソフトもあります。実務的な部分を重視したアプローチならこっちから入っていくことも一つの選択しかもしれません。
数学の苦手な僕が無謀にも学問的アプローチから統計に挑んだ講義が統計分析論でした。ハッキリ言って辛かったです。例えて言うなら、野球を全く知らない子どもにイチローにバッティングコーチしてもらって松阪投手のボールを打てるようにしよう!っていうプロジェクトのようなものでしょうか。また、先生もすごく理解度を考えながら講義を進めてくださいました。しんどい思いをした分すごく心に残る講義でした。最終レポートをこの週末に仕上げるまでは終わりではありませんが...
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