ラプランタ式栽培野菜は無農薬、水耕栽培のラプランタ栽培法による野菜です。食の安全に対して意識が高まる中で、このように管理された環境での野菜も今まで以上に求められるようになってくるのかなぁって感じます。
管理された環境下での水耕栽培、つまり工場で作られた野菜の取り組みはさまざまな形で行われています。別に最近になって始まったわけでもなく、約20年ほど前からすでに始まった動きなのですが、当時は今ほど食の安全に対する意識は高くなかったように思います。
水耕栽培の野菜も最近では栽培技術も飛躍的に向上して、土耕のものに遜色ないものができるようになりました。ただ、まったくの同等品ができるかというと決してそうではないと僕は感じます。独特の風味を味わう野菜なんかではやっぱり土耕の方が美味しいかなって思います。
従来的考えでは水耕栽培は土耕栽培作物の補完物っていう位置づけだったように思いますが、今ではそれぞれ別のマーケットがあるんじゃないかと感じることもあります。食味がよければ安全性には少々目をつぶろうという考え方、安全性が完全に確保されるなら食味には少々目をつぶろうという考え方。価値観の多様化は様々なマーケットを生み出すことになります。
工場で作られた野菜には、基本的には天候条件に左右されない安定的な生産、栽培条件を意のままにコントロールできること、それによって実現される無農薬栽培などメリットも多くあります。
これから、生産現場においても新しい動きが出てくるんだと思います。農業の産業構図に変化が出てくる日もそう遠くはないかもしてません。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。