これは僕の会社で取り組んでる契約栽培のアイテムの一つなんですが、島根県の安来市で栽培していただいています。サラダほうれん草と普通のほうれん草の違いは文字通り生食が可能か不可かってお話しです。
普通のほうれん草はアクがあってその主成分は蓚酸なんです。蓚酸は膀胱結石や腎臓結石の要因にもなるんですが、茹でると大丈夫なのでご安心下さい。で、サラダほうれん草は水耕栽培などによってアクがないように栽培されたものなんですよ。
更にほうれん草には種の起源をたどると東洋種と西洋種に分類されて、今の時期に出回ってる夏作用のほうれん草は、基本的には葉に丸みのある西洋種なんです。秋から冬にかけてのほうれん草は基本的に葉に刻みのある東洋種です。食味的には西洋種はほんの少しドロ臭い風味があったりするんです。
前置きが長かったけど、この赤茎サラダほうれん草は葉に刻みのある東洋種の血が勝ってるので食味がすごくいいんですよ。それと、鮮烈な茎の赤色が料理の色上がりを引き立ててくれます。
今年は雨が少なく日照時間も長いので全体に野菜は安値傾向。こんな時期にいっぱい野菜を楽しんで、更に健康的な食生活を!と自分にも言い聞かせておきますよ。
ほうれん草のことについて教えてほしいと思っていたら、今日はちょうどほうれん草の話題ですね。
いろんな種類があるようですが、お店ではどの種類も「ほうれん草」としか表示されてないですね。
甘くておいしいほうれん草はどれなんでしょうか?
ギザギザ葉っぱや丸い葉っぱ、根が赤いのも白いのもあって、味にあたりはずれがあります。
投稿情報: かすたあど | 2005年7 月 1日 (金) 15:04
甘くて美味しいほうれん草、結論から先に入りますと、僕が思うに一番美味しいと思うのは「ちぢみほうれん草」ですね。冬の寒さにさらして作る「寒じめ栽培」で作られるもので時期的には冬のもの、今の時期は残念ながら食べられません。
ほうれん草には...
東洋種..秋から春先までのほうれん草、葉に刻みがあって根が赤みがかってるものが多い。
西洋種..主に夏場のほうれん草。葉に丸みがある。
今の時期に店頭に並んでるのは西洋種。食味は圧倒的に東洋種の方が臭みもなく、甘みもあります。その中でも「ちぢみほうれん草」は最も旨味が引き立つんじゃないでしょうか。生育温度の関係で今の時期には東洋種は栽培ができないので美味しいほうれん草には涼しくなるまでお待ち下さいねってところですか...
でも、赤茎のほうれん草写真を見ると、これは東洋系の血統も入ってるので食味はいいんです。こんな葉っぱのほうれん草がポイントです。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2005年7 月 2日 (土) 10:15
ありがとうございます。大変勉強になりました。
これを書いていたら母が来て、ほうれん草について、全く同じことを言っておりました。(寒い時期のギザギザ葉っぱの・・)
手近にいい先生がいました。(笑)
赤茎のほうれん草は近所のお店で買えないのは残念です。デパートなんかでは売ってるんですか?
投稿情報: かすたあど | 2005年7 月 2日 (土) 13:33
赤茎サラダほうれん草、加古川と姫路のヤマトヤシキでは取り扱っていただいております...
ちょっと遠いかもね...m(..)m スンマセン
投稿情報: VEGE-MASTER | 2005年7 月 4日 (月) 11:09
歌劇でおなじみの宝塚花の道にあるショッピングビルの2階に赤茎ほうれん草が売ってあったのではじめて買って食べました色もきれいで葉っぱをサラダに茎の部分は油いためにしましたどちらもおいしかったですよ
投稿情報: けい | 2007年5 月13日 (日) 08:58
けいさん
コメント有り難うございます。
赤茎ほうれん草も生産される方が増えてきて入手しやすくなったように感じます。この赤みは料理のいいアクセントカラーになりますね。他にもデトロイト(よくベビーリーフミックスに入ってますね)もサラダの雰囲気をグレードアップしてくれますね。
投稿情報: VEGE-MASTER | 2007年5 月15日 (火) 17:36