このブログ、5月から更新していなかったのですが、これだけ放ったらかしにしていると更新しなくては..という強迫観念めいたものも感じることもなく、別にやりたくなった時にやったらいいんじゃないのって思うようになってました。
昨日から熊本と宮崎に出張で訪れています。昨日は早朝より36会でお世話になっている、熊本大同青果さんを訪問しました。今回の目的は秋冬期の果菜類での取組先を見つけるということでした。卸売市場の荷受会社さんなのですが、早朝5時10分からの朝礼、環境整備など青果業界では考えられないことを当たり前のようにやってのけているすごい会社です。熊本大同青果さんの考え方はセリ売りの充実でできることならセリのウエイトを50%程度まで引き上げたいとのことです。いま全国的に見てもセリ売りのウエイトはどんどん低下し、今やセリを実施していない市場も多くなってきました。そう考えると相対取引が主流となってきている時流には逆行しているかのようにも感じます。
しかしながら、卸売市場が本来持っている青果物の価格形成機能、評価機能という部分はどんどんなくなっていき、卸売市場の存在意義がどんどん薄れていっているということも現実に起こっています。このことは相対取引中心に行われていることも要因の一つかもしれません。効率性を追求する中でセリ売りが衰退していき、相対取引が中心になっていく、そんな流れに僕自身も妥当性を感じていました。でも昨日見た圧倒的な活気の中で行われているセリの一幕に震えるほどのエネルギーを感じました。活気があるから素晴らしいというような単純な理由だけでなく、短時間に大量の商品を評価し、販売していく効率性に改めてセリ売りの意義を考えさせられました。