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第７回内定者研修

今日は第７回目の内定者研修を行いました。講師には関学のビジネススクールの同期生で栄えある首席卒業者の大塚商会の清水さんにお願いしました。本日のテーマはマーケティング応用編で、去年のマーケティング基礎編で勉強したマーケティング理論をふまえた上で、実際に量販店の販売現場でフィールドワークを行いました。

内定者のお二人には研修前の事前課題として特定の消費者としての顧客像を詳細にわたって設定を行ってもらいました。顧客像設定では年齢、職業、家族構成、消費志向、年収などを考えてもらいました。その設定した顧客が実際に量販店に買い物に行ったときにどんな基準でどんな量販店を選んで、その量販店でどのような購買行動を起こして、どんな満足感を得たり、またどんな不満を感じるかを考えてもらいました。

仮定として夕食メニューをカレーとサラダとして実際に３０００円を渡して買い回りをしてもらいました。JRの兵庫駅の南側にある３軒の量販店でそれぞれの店舗特性をふまえた上で実際の買い物をしてもらいました。何故その店を選び、なおかつ何故商品を買ったのかを発表してもらいました。その発表はカネヘイの社員や取引先のバイヤーの方にも聞いてもらいました。

今回のマーケティング研修ではこれが正解というものはないのですが、特定の顧客像を想定しその購買行動を考えることや、不満要素や満足要素などを自分の主観ではなく顧客像の視点で考えるというプロセスを学びました。エンドユーザー目線で物事を考える習慣が少なかった僕たちですが、ちょっと目線を変えれば見えてくることはたくさんあるんですね。今回の講師をお願いした清水さんに心よりお礼を申し上げます。

組織改革会議

遅ればせながら明けましておめでとうございます。
新年を迎えて、去年一年にわたって放置気味のブログも本年はきっちりと更新するぞーって気持ちを新たにしました。どうか本年も宜しくお願いします。

去年の春から営業部門の組織改革に取り組んでいます。
私たちを取り巻く環境が大幅に変わっているにもかかわらず、私たちの行っている仕事への取り組み方は、昔ながらの市場の仲卸の範囲のことしか行ってこなかった、一方買い手さんから求められるものはどんどん変化し続けています。そこに大きなギャップが生まれてしまい、こんな状態が続くと青果流通の中で選ばれない存在、不要な存在になってしまうことは間違いありません。

営業、管理のコアメンバーで私たちの仕事のあり方や取り組み方を定義し直すために組織改革のための会議を行っています。恥ずかしいお話ですが今まで私たちの会社は営業、管理の一体感が強くなかったのでいろんな場面でチグハグな事が起こっていました。社内のコアメンバーが膝を交えてじっくり話し合い議論することは企業としての未熟な部分を浮き彫りにしてくれます。なぜお客様から支持いただけないのかというところを如実に知るところとなり、私たちが今までの流通に胡座をかいていたのかを痛切に感じます。

今日の午後からは今年に入って３回目の会議です。
今日も熱いディスカッションになりそうです。

36会福井出稽古

 
去る11月の25日から26日に36会の福井出稽古が行われました。今回は福井県の美浜町にあるエンジェルファーム福井を視察させていただきました。エンジェルファームはいわゆる野菜工場で「てんしの光やさい」でおなじみのフェアリーエンジェルという会社が運営されています。今回の福井出稽古では25日にフェアリーエンジェルの江本社長より事業開発に至るコンセプトから野菜工場という切り口でプラントビジネスに挑戦していく取り組みなどをお話しいただきました。翌日の26日にエンジェルファーム福井を実際に見学させていただきました。上の写真は工場の内部です。播種から育苗、そして収穫に至るまで約30日程の間をこの工場で過ごします。

この工場内では温度や湿度はもちろんのこと、光合成に必要な二酸化炭素濃度も時間帯ごとに管理されているという徹底ぶりです。また空調は半導体工場並みに精度の高いミクロン単位のエアフィルターによって塵一つ侵入しない環境を作っています。培養液にも様々な工夫がなされて、安全度の高い食味の素晴らしい野菜が作られています。洗わずに食べられるというのが「てんしの光やさい」の売りの部分ですが、何故洗わずに食べることができるのかを理解できました。

今回は野菜工場というビジネスモデルの現状と将来を考える機会になりました。注目度の高さに目がいってしまう野菜工場というビジネスですが、現状はというと土耕で慣行栽培される一般的に流通する青果物との価格構造の違いなど困難な問題がたくさんあります。そんな難しいながらも社会的にも意義のある野菜工場というビジネスに果敢に取り組み江本社長のベンチャーマインドに触れることができたことがとても大きな収穫でした。

36会の面々とのスナップショットです。日本海の美味しいお魚を肴にまたまた熱く語っちゃいました。

神戸新聞に掲載されました

 
ご報告が遅くなりましたが弊社の取り組みが１１月１８日の神戸新聞の地域経済面の「わが社のカイゼン」というコーナーでご紹介いただきました。一般的な観点からすると特別な取り組みではないんですが、僕たちの業界の現状からするとちょっと変わってるということで取材していただきました。

取り組みを制度化していくことはなかなか難しく、そのハードルの高さ故についつい社内の諸制度の見直しというのは思う様に進まないんですが、僕たちの様な小さい組織だからこそできることは「まず現場でトライアル的にやってみる」ということなんですよ。やってみて問題点を何度も何度も修正し、確実に実現可能なものを制度化して成文化するというやり方を行っています。

でもこのコラム名、「わが社のカイゼン」っていうんですが、「改善」じゃなくて「カイゼン」っていうところが何だか恥ずかしくもあり、もっと頑張らねばと背筋の伸びる思いがします。

甲南大学就職セミナー

就活ナビでおなじみのダイヤモンド・ビッグ＆リードさんから依頼があって甲南大学で地元企業就職希望の学生さん向けのお話をするようにとの依頼を頂きました。僕たちの会社も毎年、新卒の学生さんに求人を行っている関係でお引き受けしました。

「やりがい」という切り口で僕たちの会社の若手社員のブログや面談で聞いたことから、僕なりに「やりがい」というテーマで考えてみました。とは言っても形があるものではなく、僕たちが確固たるフレームワークで提供するという類のものではないのですごく難しいものではありますがね。

「やりがい」を見つけて、モチベーションアップのため正のサイクルを回していくのは本人でしかないのですが、、会社が適切な環境づくりやきちんとした対話の場を作っていかなければ、「やりがい」はおいそれと醸成されるものではありませんね。まあこうして人前で話す機会を頂くことで気づかされる、よくある話ですね。

こうべ男女いきいき事業所

この度、僕たちの会社が神戸市から平成２１年度こうべ男女いきいき事業所に選定していただきました。

詳細はこちら．．．

その表彰式が１０月６日に、あすてっぷＫＯＢＥで行われました。矢田市長との懇談会の後に表彰式があり、表彰状と記念プレートをいただきました。受賞企業の中では最も規模の小さい事業所でした。

基本的には男社会の青果流通業界ですが、青果物の最終購買決定者の大部分が女性である、このギャップを何とかしたいと思って取り組んできたことを評価されたようです。

授賞式に出席したら、一緒に受賞した企業の社長をしている、高校時代の同級生と久々に再会しました。高校時代は一緒に学校に行ったちしていた友人で、こんな形での再会にビックリしました。

「こうべ男女いきいき事業所」の「いきいき」という部分は僕たちの会社の基本理念の中核をなす部分で、まさに僕たちの会社で働く社員も、僕たちが扱う青果物も「いきいき」して、関わり合うステークホルダーの皆さんにも「いきいき」となって頂けるようにならねばならないという考え方で毎日取り組んでいます。そんな意味でもとてもうれしい受賞でした。

早速にお祝いの電報なんかもいただきました。どうも有り難うございます。

タカサカ青果５０周年記念式典

僕たちが同じ業界内の同世代で青果流通業界のこれからの在り方を一緒に勉強している36会で会長を務めていただいている、名古屋のタカサカ青果の社長から、タカサカ青果さんの５０周年記念式典にお招きいただきました。　

名古屋のマリオットアソシアホテルでプロスキーヤーの三浦雄一郎氏の記念講演、そして写真はその後の懇親会の一幕です。三浦雄一郎さんが７０歳、７５歳という年齢でエベレスト登頂という偉業を達成された時のお話を聞くことができました。標高８０００メートルを超えるデスゾーンで人間の体は想像を絶する過酷な状態になり、その環境に耐えうるコンディション作りのお話は非常に勉強になりました。また懇親会で同席させていただいた中には３６会のメンバー以外でも、青果業界をリードする意識の非常に高い経営者の方にもお会いすることができて、とても自分自身がモティベートされました。

やはり創業５０年という大きな節目。創業者であられる先代の会長が最後にご挨拶をされましたが、その迫力には圧倒されました。関わり合う人たちとの関係性の中で今日の会社の姿があるという（こんな月並みな言葉で表せないですが）ことを体全体で表現されてました。やはり創業者の想いってズシッときますね。こんな素晴らしい式典に参加させていただい感謝の気持ちでいっぱいです。本当に勉強になった一日でした。

国内産農業のビジネスモデル

今週は北海道に出張していました。ドール様のご厚意で札幌から車で1時間少々の「I Love ファーム　日胆」を視察させていただきました。北海道の圃場は規模も大きなところが多く、ある程度のことは予想していましたが、日本とは思えない規模の大きさにはビックリしました。このブロッコリーの畑ですが、いくつもの畑が連なって、視覚的に大きな畑というものではなく、一枚ものの畑として広大なもので、いままで見たことがありません。海に近いロケーションということもあって、海風が適度に吹き付けることによってブロッコリーの育成には適切な環境が作られています。こちらの圃場ではブロッコリーの他に、芽キャベツ、とうもろこしなども栽培されています。

当然のことながら実測をベースに栽培状況の管理がきめ細かく行われています。集中的かつ効率的に収穫を行うためにオリジナルで様々な機械類を製作し、いろんなアイディアがあふれているのを感じます。「カイゼン」の意識の高さがビシビシと現場に現れていますね。

北海道も今年は例年になく曇天が多いようで、生育管理も難しいようです。こうして順調に育ったブロッコリーは効率的に収穫されていきます。収穫後は撰果場に持ち込まれます。ここからが更に驚きの連続でした。撰果、出荷のための調整作業、箱詰め、氷詰めと作業は進んでいきますが、それぞれのプロセスでなされている工夫の数々にうならされます。今の状態を作り上げるまでに多くの試行錯誤をされたのを感じます。高価な機会を単に取り入れるのではなく、アイディア、知恵を駆使されているのがよく分かります。こんなのを拝見すると、現場のすごさ、迫力のようなものを感じさせてくれます。

農業は労働集約的な面が多いですが、大切なのはその集約を効率的に行うか、この効率性を高められるとコストオペレーションにおいて優位に立つことが出来るんですね。ただ単に低価格に走るという風潮があるんですが、価値のある生産物を生み出すために取り組んでいるのを目の当たりにすると、農産物の価値を説明するという僕たちの最も重要なミッションを改めて認識します。

芽キャベツの圃場の様子です。そろそろ結球が始まろうとしています。規模の確保、効率的な生産、マーケティング概念の導入、新たなるマーケット創出のための積極的な仕掛け、国内の野菜マーケットにこれからどんなことが起こっていくのか楽しみですね。

合同企業説明会

今日は兵庫県中小企業家同友会主催の合同企業説明会に参加してきました。２０１０年４月入社予定の学生さんを対象としたもので、本年度３回目の開催となります。今回は多くの学生さんに当社のブースをご訪問いただき、本当に有り難く感じています。

合計で７１名もの学生さんにお越し頂いたのは今まで多くの合同企業説明会に参加した中でも最も多かったですね。来週の９日木曜にはカネヘイ独自の企業説明会を行いします。また多くの学生さんのご参加をお待ちしています。

ウエルカムボード デビュー

前々から準備をしていたウエルカムボード、ついにデビューしました。設置するイーゼルはすでに到着してたんですが、ようやくサインボードも揃いました。

今日は来客が数件あったので、設置初日からいきなりの大活躍です。今週には兵庫県中小企業家同友会の合同企業説明会があって当社もブースを出展しますが、面接で当社を訪問していただければ、まずはウエルカムボードでお迎えしますよ。